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伊勢英子さんの本

2009-02-14 18:07:08 | 書評
★ 伊勢英子さんの本

  #5ヶ月前に準備していた記事ですが、なかなかまとまらなくて。。
  伊勢英子さん、柳田邦男さんと共著していたりして、何となく気になりだしました。


 良く憶えていない(大笑)のですが、この本に伊勢さんの絵本がパリのある会場で紹介される章がありまして、そこで紹介される本がこの本。

「ルリユールおじさん」
 この本はある少女が街角にある本の装丁屋さんとでも言うのでしょうか、(本の修理屋さんと言った方が正しいのかも知れません)、そのおじさんに大切な本の修理の頼む事になる話です。
 パリには、元来古くなった本でページがガタガタになったり、表紙が駄目になったりしても、捨てることなく修理をして、使っていくという習慣が根付いていたようです。確かに紙で出来た本は保存するのに適したものですから古い本を維持メンテするのは当然と言えば当然です。
 でも、最近はそう言う習慣も廃れてきて、「ルリユール」おじさんの様な職人さんは減っている様です。
 そんな職人さんに女の子は大切にしていた本が壊れて、その修理を依頼するのでした。その修理の工程も詳しく絵本で説明されています。
 修理が出来上がった本を大切にして、女の子は本に関係する職業(大学の先生)になるというお話です。

 伊勢英子さんは若い時にパリに駐留?したことがあり、そこでの暮らしについて本も書いています。勿論、絵を描きながらの生活だったとか、、


 その時に残ったイメージされた絵本の一つと思われるのがこれ。


 また、伊勢さんの後姿(実写)と思われる表紙のこの本もじっとしていられない伊勢さんの旅について書かれています。


そんなこんなで、図書館で彼女の著書を一気に読んでしまいました。

また、こんな本も書いています。
ハスキー犬を飼い、彼にかき回される彼女の日々の生活が書かれています。


絵を描くだけでなく、チェロを弾も引く伊勢さん。カザルスにも思いがあり、スペインにも出掛けてしまいます。


なんでこんなに引き付けられたのかな?と考えるに、伊勢さんの思考形態はやはり天才肌(芸術家に良くあるように)なのでしょうね。したい事は絶対やり遂げるという意思の強さも感じられます。それらを含めて、魅力を感じたのだと思います。

という何だかまとまりが無い、、書評?になってしまいました。これにて御しまいとします。

お付き合い、有難う御座います。

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2 コメント

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絵描きさん (山猫編集長)
2009-02-16 08:54:06
おはようございます。(^^)
柳田邦男さんが、NHKラジオ(朝)で絵本の紹介をされています。たぶん2か月に1度くらいか。
伊勢さんのことはあまりよく知りませんが、一度、宮沢賢治の絵本の挿絵を描かれていましたので、ご紹介したことがありました。
絵描きさんの中には、とてもいい文章を書かれる方もいらっしゃいますね。
意外にたくさんの著書が出ているんですね。
一度、手にしてみたいと思います。
-(や)-
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伊勢英子さん (まざあぐうす)
2009-02-28 20:31:01
 ご無沙汰しています。まざあぐうすです。
 伊勢英子さんの著作は、ゴッホ関係、賢治関係、それから絵本・・・愛読しています。とても奥深い内容の文章を書かれますし、絵本もすてきですね。

 去年の3月丸善(書店)でルリユールおじさんの原画展が開催されていて、見に行きました。原画で観るともっとすばらしいです。ルリユールおじさんもいい絵本ですよね。

 また、ブログ再開しました。
 細々ですが続けていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。
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