不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

FIRST STEPの紹介

2023-03-13 | FIRST STEPの紹介





以下の順に、FIRST STEP(ファースト ステップ)について紹介します。



  1 FIRST STEP(ファースト ステップ)ができた背景

  2 FIRST STEP(ファースト ステップ)の具体的活動内容

    1)親たちによる勉強会と当事者へのアプローチ、家庭相互訪問について

    2)イベント

    3)食事会

    4)当事者たちのための居場所


  3 活動場所、問い合わせ先、ひきこもりの無料相談




1 FIRST STEP(ファースト ステップ)ができた背景


FIRST STEP(ファースト ステップ)は2001年に発足した不登校・ひきこもりの子供達を持つ親の会・家族の会・支援者の会である「始める一歩の会」の後継団体です。


始める一歩の会のHP



始める一歩の会」は不登校・ひきこもりを持つ家族の方々と協働し、多くの当事者の復学・社会復帰を支援しましたが、主催者の高齢化により、やむを得ず2018年12月に解散いたしました。



そこで、会の有志たち(経験者の親たち)により、今までの自立させる実践的ノウハウを引き継ぎ、さらには従来型の引きこもり問題だけでなく、今まさに深刻化しつある高齢化引きこもり問題にも対処すべく、NPO法人ネイチャーズ、(株)学研エル・スタッフィング、四ツ谷 走Run会!!等の団体や、体験活動倶楽部 夢喰、大学の先生、等の個人の協力を得て、新たに「ひきこもり・不登校の親の会 FIRST STEP」として発足しました。

   追伸:2022年8月、FirstStepは

      内閣官房の孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム

   の会員となりました。


2 FIRST STEP(ファースト ステップ)の具体的活動内容 


1)  親たちによる勉強会と当事者へのアプローチ
、家庭相互訪問、当事者のための居場所

すでに解決した経験のある親たちが中心になって、不登校、ひきこもりの子をもつ親、家族、さらには専門家、支援者、協力団体の方々の協力のもと、各家庭それぞれの不登校、引きこもり問題について、時間をかけて話し合い、専門家の意見を交えながら、より具体的な解決方法を模索していきます。

 親の勉強会

勉強会の方法としては、オープンダイアローグの手法を参考にしながら、会独自の方法でグループ対話の形式(Webも用いたハイブリット型の対話会)をとっています。

そして、まず、ちょっと遠回りに感じるかもしれませんが「親が変わることで子どもをひきこもり状態から救おうとするシステムズアプローチ」に主眼を置き、それに連動して変化する子どもの兆候を勉強会での状況報告でシッカリと把握しながら、適切なタイミングで間接支援、直接支援、居場所への勧め、等の実際の行動に移していく解決手法です。

私たちの勉強会では、できるだけ多声性(ポリフォニー)を大事にしています。

会の中ではピアサポーター、心理士、協力団体、協力個人、等々から色々な意見が出されますが、様々食い違う意見が出ても良いのだと考えています。

(1対1のカウンセリング、カウンセラー1対相談者数組のカウンセリングではありませんので、大変贅沢なものですが、参加者の善意で成り立っているカウンセリングです。)

回復に至る道は人それぞれ千差万別なのだと意識し、すべての参加者が安心して話せるよう、勉強会の中では我賢げな指導や、自分の成功体験の押付はしないように努力しています。

(参加者の意見がまとまってしまうことは、かえって相談者のプレッシャーになってしまうかもしれません。)

 

できるだけ色々な意見を勉強会という池の中で攪拌させて、

その池の中に相談者が浸ることで

進むべき方向を自らの力で探し出してほしい

と思っています。

 

おそらく、引きこもりの子を持つ親御さんたちはどうしたらよいのか堂々巡りの状態で苦しんでおられるかと思います。

それを、勉強会という他者の考えの池の中に何度も自分を浸すことで、自分の考えだけでない世界を垣間見ることができます。

 

そうすると、今のあなたの迷走状態が客観視でき、貴方とお子さんの世界はどれほど違っているのかを掘り下げていくことで、冷静に今までとは別の観点からお子さんのことを見守ることができるのだと思います。

 

そして、それには

単に本を読んだり人から言われて気づくのではなく、勉強会参加を何度も続けることで、自分からが自身の訂正すべき修正箇所、価値観に気づいていただくことが、本当の親子関係の回復に至る道だと考えています。

 

そして、不思議と「親が変われば子が変わる」のです。

それは、親子は、たとえ今は仲違いしていても根底の部分でつながっているからです。

このような喩えが的確ではないですが、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」的な、遠回りだが確実な心理学手法をシステムズアプローチといいます。

 (参照:勉強会でいつも感じること・・・2. 親は背中で語ろう

 

我が子のひきこもりからの回復に至る道への本当の回復専門家は親である貴方なのです。

あなたのお子さんの「不登校、ひきこもり」には、

きっと大事な意味があります。

お子さんにとっても、親である貴方にとっても・・・


その意味を経験ある皆さんと一緒に見つけ出し、そこを解決への糸口として、親子の信頼関係を取り戻し、お子さんの素敵な笑顔を取り戻しましょう。

 

(なお、まったくの偶然ですが、20年以上前から私たちはオープンダイアローグ的な手法により、勉強会を実施してきました。それにより、多くの当事者が回復・復帰され多くの家族が救われたという多くの実績があります。あらためて、斎藤環筑波大教授の推奨する「オープンダイアローグ」という手法が正しいということを証明するものであると確信しています。)



 日時


勉強会は、基本的に毎月第2日曜日の13時~17時に実施しています。(定員制10家族)

(状況により、途中退出も可能です。また、遠方の方や勉強会当日に都合により会場まで来れない方のため、ZOOMによるオンライン参加ができるようになりました。)

 参加費

なお、
問題を抱える親御さん、家族の方ならばどなたでも参加できるボランティアの会ですが、運営上、参加費をいただいています。

参加費は 半年分の前払い制で、3,000円×6会合分として、一家族18,000円

夫婦で参加されても同じ金額です。
(現在、助成金を申請中です。申請が降りた場合は参加費を変更し、より参加しやすい金額にしたいと思います。)

会場、または振込にて集金いたします。

 お試し入会

なお、6会合で1クールとしていますが、途中からの入会やお試し入会も可能です。
詳細につきましては直接お問い合わせください。

※ お試し入会は1回までです。その参加費用は3000円になります。

 

 <勉強会に参加するまでのステップ>

①ヒアリング調査(事前面談)

まず、ご家族の方に親の勉強会に参加される前に、毎月第2、第4水曜日16:00~18:00の居場所会場(別室)にてヒアリングを1~2時間ほど行います。

下記の居場所で行いますが、その場合は無料です。それ以外の場所、時間で行う場合は費用は3000円です。

 

居場所(はじめる一歩の会)

 場所:学研のサポート校 Will学園 高田馬場キャンパス  2階

 東京都新宿区高田馬場1-14-9

 (高田馬場駅・西早稲田駅より徒歩5分)

 1階の受付で「はじめる一歩の会に来ました。」と言ってください。

 

事前予約制ですので070-6576-4633(岩崎)までお電話ください。

 都合により、お電話に応答できない場合がありますが、再度おかけ直しください。

 

1~3名のカウンセラー・ピアサポーターによって、ひきこもり・不登校に至るまでの履歴を詳しくお聞きし、勉強会での対話のための資料を当方で作成します。

(以後、当会に参加する、しないに拘わらず、個人情報は厳守いたしますのでご安心ください。)

 

※居場所の曜日、時間では事情によりヒアリング調査(事前面談)が受けられない方は、適当な日時場所を設定します。

 なお、面談費3000円がかかることをご承知の上でご相談ください。

 その場合は基本的にZOOMによるヒアリングを行います。

 Wi-Fi環境のある場所にてスマホかPCにて画面上での対面調査です。

 また、そのような環境がない場合、またはZOOMがよくわからない場合には 

 別途、事前面談の場所(高田馬場近辺)、時間を設けますが、喫茶店、談話室などを利用することになりますので、面談費とは別に、面談者の分も含め実費についてはお支払いください。

 

 

②勉強会当日(居場所とは場所が異なりますのでご注意ください。)

いきなり会場に参加するのはハードルが高いと思われますので、始まる前に雑談を交えながらスタッフの紹介などをおこないます。

(申し込まれたときに、勉強会当日、早めに会場に○○時頃おいでくださいと案内いたします。)

お試し入会費は3000円ですので、お釣りの無いようにご用意ください。

また、お試し入会であっても、
直接会場に参加することはちょっと怖いと感じられる方には音声のみのZOOMでも参加できますのでご安心ください。
(その場合の参加費用は振込となります。)

 

 その他

* 私たちはプライバシーの保護を大切にしております。
必要ならば勉強会では仮名を使用していただいても構いませんので、その際はその旨をお知らせください。



なお、プライバシー保護の観点から、政治、宗教、マルチ商法等
の勧誘は固くお断りしています。

また、当会の見学を希望される方は事前承認が必要です。

さらに、見学の前に個人情報保護についての誓約書にサインをいただきます。

取材目的の場合には、加えて、事前に記事や論文をチェックさせてもらう等の誓約書にもサインもいただきます。




 家庭相互訪問(希望者のみ)

また、不登校、引きこもりからの解決には信頼できる第三者の大人の存在が必要不可欠になってきます。
一方、そのようなお子さんを持つ親御さんは、得てして人間関係の構築を苦手としている方が多いように思われます。

よって、信頼できる大人(第三者)とお子さんと自然に結び付けることは大変困難なことが多いのです。


ましてや、フーテンの寅さんのように家庭内に他人を導きいれて、ちゃぶ台を囲んで、お酒を酌み交わし食事をし、家族も揃って楽しく過ごす、ということは、殆どされていない方が多いと思います。

そこで、
勉強会の話し合いの過程の中で必要性があれば、実際に問題解決にむけての初期段階としての行動として、家の中に第三者の風を入れる「親達の相互家庭訪問」を行っています。

(ただし、当事者の安心安全な環境を脅かさない絶妙なタイミングを見計らって行うことが大事です。)


数名の親たちが、一品持ち寄りでご家庭を訪問し、当事者本人とは会わずに、親御さんと皆さんとで食卓を囲んで楽しい四方山話をするのです。

本人に関する話は一切しません。


本人はたとえ部屋に閉じこもって出てこなくても、もぐりこんだベッドの中で耳をそばだてながら笑い声の絶えない賑やかで新鮮な雰囲気を敏感にキャッチしています。
(親達の相互家庭訪問は、勉強会で協議の上、ご両親の了解と当事者の状況を判断したうえで、相互扶助のボランティアにて親の会のメンバーが協力実施します。)

家庭内で「自分の見知らぬ、しかも親しそうな親の友人たちがワイワイと歓談している」というだけで、親に対する見方に変化が生じるでしょう。

 

訪問者が当事者の問題について話し合っているわけではないのですが、親たちの楽しい会話を通じて、当事者が心の中で静かに受け止めて何かを考える、内的な思考を伴うという意味で

当事者向けのオープンダイアローグでいうところのリフレティングであるといえるのかもしれない

と私(理事長)は個人的に考えています。


 当事者への直接アプローチ(アウトリーチ)

さらに、その先の段階として



その家族にとって第三者の介入が必要と考えられる場合


勉強会に参加している自立支援専門家、心理士、ピアサポーターが、
勉強会での状況報告を十分にお聞きし、
適切なタイミングを十分に考慮し、本人の同意を得たうえで

専門家、協力団体が信頼できる大人(第三者)となって、
当事者本人に対し、自然な形で徐々に直接アプローチし、
スムースな解決に向けて行動することができます。

無理に外に引っ張り出そうとしたり、
本人の意志を無視した押し付け的目標設定などは
絶対に行いませんのでご安心ください。

家族会の皆さんと、プロフェッショナルとの
共同作業で解決していきます。

(その場合は専門家、協力団体については、有償となります。
親身かつ適正価格にての対応であり、信頼できると当会が判断したプロの方々です。
安心してご依頼ください。

また、勉強会の他に、専門家との直接相対でのカウンセリングもできますので、ご相談ください。


親の会だけ参加し、当事者の支援は他の自立支援団体にお願いしていてもOKです。

 

(参照勉強会でいつも感じること・・・1.第三者が必要

 

最初から、当事者本人の意思により、すぐ対面相談を受けたい場合について

☆本人のみと公認心理師の対面カウンセリングが一度だけですが、居場所にて無償で受けられます。

その後は有償となります。

ご相談のうえ、事前予約してください。

☆本人同席での家族相談ご希望の方についてはオープンダイアローグによる相談を行う予定です、

専門家、公認心理師、産業カウンセラー、協力団体、ピアサポーターが同席しますので有償となりますが、ご相談ください。

 

 

2) イベント(花鳥風月を知る)

年に何回か、ハイキング、ウォーキング、シーカヤック、ウィンドサーフィン、登山、マラソン大会参加、農業体験、収穫祭参加、等々による交流会を行っています。



人間は悩むことが多いのは人間関係という狭い世界ですが、その周りには自然(花鳥風月)という大きな大きな世界があって、人間が現実だと思っている世界はそのほんの一部に過ぎないのだ、ということを知った時、癒されるものがあるような気がします。

特に心に傷を抱えたとき、大自然の中に溶け込むことで自身を俯瞰的に眺めることができ、傷をいやす効果は大であると思います。

当会では、館山市の北条海岸に我々だけの秘密基地があり、疲れた心を広大な海、夕日、富士山、星、等を眺め、サーフィンやカヤック、釣りなど自然相手に心の充電ができます。



3) 食事会


勉強会の終了後、希望者のみですが、食事やお酒を味わいながら、ザックバランに話せる場を作っています。

この食事会で、親子の信頼関係を取り戻すための核心にせまる話が沢山出てきますよ。



4) 当事者たちのための居場所づくり(はじめる一歩の会)

不登校、引きこもりの段階から、徐々に回復してきた段階で、社会との経験値の少ない子供達、若者たちの為に、喋らなくてもいい、そこにいるだけでもいい気楽な居場所づくりをしました。
カウンセラーのスタッフ、理解ある大人達が常駐しています。

毎月第二、第四水曜日の16:00~18:00、高田馬場で行っています。

居場所 はじめる一歩の会

あなたも勇気を出して参加してみませんか⁉
30代以上の方も歓迎します。
連絡先:岩崎(070-6576-4633)または山下(090-8321-0032)
電話するのはとても勇気がいるでしょうけど、それが自立への第一歩です。

 

場所:学研のサポート校 Will学園 高田馬場キャンパス  2階

 東京都新宿区高田馬場1-14-9

 (高田馬場駅・西早稲田駅より徒歩5分)

 1階の受付で「はじめる一歩の会に来ました。」と言ってください。

 


3 活動場所、問い合わせ先


学研さんのご厚意により会場は無償提供いただいております。

①居場所会場、および事前面談会場

東京都新宿区高田馬場1-14-9 学研のサポート校 Will学園高田馬場校内 2F教室
 
JR・西武新宿・地下鉄東西線「高田馬場」駅、地下鉄副都心線「西早稲田」駅より徒歩5分
 


②勉強会会場

東京都豊島区高田3丁目14番29号 KDX高田馬場ビル3階

 学研・首都圏中央教務センター内 会議室
 (主に勉強会会場として利用しています。)

   ・JR山手線、西武新宿線 高田馬場駅 早稲田口より徒歩3分

   ・東京メトロ東西線 高田馬場駅 4番出口より徒歩3分

(新幹線を利用して参加される遠方の方もいらっしゃいますが、時間的に早めにお帰りになる必要がある場合はご相談ください。その方の相談を優先的に先におこないます。また、学研さん,Will学園さんのご協力をいただいて無償で会場を提供していただいておりますが、当会は学研さん、Will学園さんの傘下組織ではありません。)



問い合わせ先

FIRST STEP(ファースト ステップ)事務局

 070-6576-4633(岩崎)

 090-8321-0032(山下)

e-Mail: hello@1st-step.tokyo
(なるべく直接お電話ください)

なお、ひきこもりの無料相談いたします。

私たちに相談することで、あなたの気持ちがいくらかでも和らげれば幸いです。

ぜひ当事務局まで、お気軽にご連絡ください。

  • 対象:ひきこもり等の問題を抱えるご本人およびご家族
  • 受付時間:月〜金曜日、午前10時~午後4時
    ※もし通じない場合はしばらく経ってから、何度かおかけ直しください。(迷惑電話対策のため、着信記録をみて当方より折り返し電話することはしませんので何度でもおかけください。)
    電話番号070-6576-4633(岩﨑)
  • 相談時間は1時間程度ですが、当方が都合つかない場合は改めて別の時間に対応させていただきます。
  • なお、直接お目にかかったうえでのご相談(高田馬場駅周辺にて)も可能です。
  • メール(hello@1st-step.tokyo)でのご相談も受け付けております。

(家庭内暴力等の緊急時は受付時間は関係ありません。)



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