不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

この一年を通じて、それぞれのご家庭において、進歩が見られたことは、幸いです。

2013-12-15 | 参加者の声

 勉強会参加の皆さん、お疲れ様。
 この一年を通じて、それぞれのご家庭において、進歩が見られたことは、幸いです。
 身の回りとか、身なりとか、服装に関心を抱くようになったことは、自我に目覚め、自分の整理整頓を始め、他人に不快感を与えないことを考え始めることにつながり、外に向けての積極性が目覚めた証拠です。
 ボランティアを通して、他人に喜んで頂けることが、自分も元気をもらえた体験など、素晴らしい体験だと思います。
辛い体験も、成長のためには通過点として必要との認識も、ここに至れば、ひきひこり卒業の域です。

 この会の良い点は、一歩踏み込んだ周囲のアドバイスです。
 他人に不快感を与えない第一は、健康で血色の良い事です。
内臓を健康にしないと肌の色も呼吸も綺麗になりません。規則正しい生活が前提になります。
ましてや、おしゃれは、自分で稼げるようにならないと周囲から馬鹿にされることは、社会体験を積んだ親達は、よく分かっていると思います。
 これは、体験を通じて学ばせるしかないかも知れませんが。

しかし、それが正解かどうかは、また、別で、
正解は、当事者の方が、自己肯定感を味わえ、前向きで、行動的になれるかどうかであり、当事者のおかれている段階によって対応を替えていく必要があります。
ですから、色んなアドバイスは、アドバイスとして、当事者であるその家庭において、親子において答えを見つけて行くしかありません。

 昨日のテレビのひきこもり報道特別番組を見られた方が居られるかもしれませんが。
そこでの内容は、親達が、当事者を抱え、何をどうして良いか、分からない
ただ、どなたか親の代わって解決をして欲しい。と言った当事者意識の欠如を曝け出したものでした。

 言ってみれば、我々が、13年前、この会を立ち上げた当時のままの内容でした。
 この会も13年間を経て、随分と成長したものだとその歴史を感じ入った次第です。

 この会では、当事者自身が、こうした段階を卒業し、親達が、傷のなめあいをしていないか、このページをチェックしてくれている若者も、多くいます。

 こうした若者達に恥じないように、親達が、一歩踏み込んだ議論を通じて学び、その期待に添わなくてはならないと思います。

 それが、失敗の繰り返しを防止し、失敗から学ぶことになり、逆行の歯止めになります。
 13年間の歴史を活かし、子供達の期待に添うよう、来年は、更に、皆さんと切磋琢磨する年にしたいと思います。東京A