不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

昨日は、ご苦労様でした。

2012-09-17 | スタッフの声 mail:hello@1st-step.tokyo
   勉強会参加の皆様に
 昨日は、ご苦労様でした。
 Nさん、いつも美味しい手料理のお土産を、昨日はおはぎを有難うございました。
出席されなかった方に、昨日の話題を報告します。
 ひきこもりが長引くと、どんな方でも、惰性に流される生活が続くと、時間の観念がなくなり、計画的に行動することが出来ず、意思のコントロールが出来なくなってしまいます。
 何をするにも億劫さが先にたち、自分の存在、居場所を失っていきます。最悪の場合、自己破滅願望のみ膨らんでしまいます。
 人の身体には、生活リズム時計があります。
それを狂わせない為には、朝早く起きて、太陽の光を浴びる動作が必要です。
 朝の太陽には、前向きに生きようとするエネルギーがあり、希望の光があります。身体を健康にしてくれます。
 この基本的なことが出来なくなれば、社会生活は、難しくなります。刑務所では、これが矯正のスタートですから。

 次の話題は、静かに、大人しく引き込まれている家庭において、パンドラの箱を何時開けるかについて、話し合われました。
箱を開けると必ず、反発が生じます。ぬるま湯に、浸かっているところを栓を抜いてしまうのですから。寒さから怒るのは当然です。
 怒りのエネルギーは、人を必ず行動的にしてくれます。行動の矛先をコントロールしてあげる第三者を準備しておく必要はあります。
 でも、親は、いつかはそれをしなくてはなりません。親には、後悔しない為の覚悟が求められます。
 当然、社会復帰を目指すには、時間が必要ですから年齢のタイムリミットが必ずあります。
 
 最後は、9/16昨日の東大女子と売り上げ最下位のホストの話題です。
人には、それぞれの生き方があり、ひきこもりを解決するのは、それぞれの方が自分の生き様を見つけることです。
 それによってしか、解決しません。
 原村のSさんは、以前、自分は常に堂々としていたい。人から後ろ指を刺されない人生を送りたい。それが全ての価値判断の最優先事項であると仰られていました。
生き様は、嫉妬とか、屈辱から解放され、心を安らかにしてくれ、自分の誇りを保てる、他人との比較から抜けだす方法です。
 「これが私の生き様だ」、それにたどり着けば、全てを客観的に見ることが出来、相手の対する包容力も生まれ、冷静な判断が出来ます。
自分を常に前向きにします。前向きになれば愚痴はなくなり、問題解決のアイデアが溢れ出ます。周りに人の輪が広がります。その人たちが、支えてくれます。

 ある若い営業ウーマンが居ました。
彼女は、ゴマスリはしません。平気で厳しいことを言います。しかし、お客たちは、彼女に会うと元気がもらえると彼女を慕って多くの人がやってきます。
 そして、彼女のファンとなります。
 転勤しても、お客は彼女を追ってきます。
会社も赤字の店舗には、彼女を送り込みます。またたくまに黒字の店舗にしてくれるからです。
 彼女は知っています。一人で売る限界を。彼女のファン達が彼女の営業網、販売網なのです。その人たちが買い、客を連れてきてくれるのを。
 常に売り上げトップクラスにある彼女には、会社のノルマは負担にはなりません。
だから仕事に追われたり、上司の監督もなく、自由に仕事を楽しめる余裕があるのです。
仕事でストレスを解消するから、改めて昨日のホスト達が言う、もっと自由が欲しい、ストレスから解放されたいとは言いません。 

 もう一人、愚痴を言わない男性社員に聞いたことがあります。
貴方は、ストレスをどこで解消していますかと尋ねると、会社で仕事でして居るから家庭に持ち帰ることはありませんと言いました。
彼の場合も、そこに至るまでには、人並み以上の努力をしたに違いありません。
 勤務態度を見ていても、会社には始業一時間前には、必ず来て、仕事を始めていますから、彼には社内、お客に対して先手を取れます。
仕事は、先手を取った方が勝ちです。仕事を楽しむ、会社を楽しむ術を知っていました。事務局