JAZZ/FUSIONテイスト調のかっこいい曲。
作曲家をみたら、石川秀美のデビュー年をまるまる担った:小田裕一郎氏。
個人的には1年目というのは、作曲家主導で、石川秀美像を作った感を感じていたのだが、小田裕一郎の作る世界観と石川秀美の世界観が合致したというように思う。
夏のアルバム:SUMMER BREEZEは1984.07.21に発売なので、Summer Songがあふれる中、
この曲は激しくCool Summer!って感じで涼しげ。
まさに、今の季節、今の時期にちょうどイイ楽曲。
そう思えるのはタイトルだけじゃなく、アレンジもカッコイイCoolさがあるから。
リズムは石川秀美の得意とする疾走感あふれるものではないのに、たんたんとした中にも、Groove感が溢れていて、一つ一つの音の展開がとても楽しい。
エンディングのギターリフはやや80年代歌謡喫茶(?)風だが、熱い時代の風潮が出ていて夏を感じる事ができる。
風の音が入ってるのも、なかなかよさげ。
アルバム全曲が海や、夏空なのに対して、6順目の曲にて、一息クールダウンな曲であり、冷房の効いた室内での佇まいを思わせる。
石川秀美のアイドル絶頂期の中では、大人っぽい歌詞と、歌唱。
アルバム中の他曲ではアイドルとしたノビノビとした歌がほとんどだが、安定した大人のボーカルへと向かうべく、シリアスな曲調と、歌唱を聴かせている。
硬い低音と、メリハリの効いた歌い方が最高に良い。
石川秀美の後期に多くみられるシリアスな路線の布石である。
時期的にも、このアルバム以降、シングルにおいてもハードな石川秀美を歌うようになるため、その前兆を感じる一作である。
この曲はね、現在に時代に聴いても全然違和感がないくらい、斬新というか古臭くなく感じる。
アルバム:MARINE BLUEを購入した当時も大好きであったが、現在も大好きな曲です。
この曲をコンサートか、ライブでも聴きたかったなぁ、と心から思うくらいである。
ぴったり。東北は、まだ関東にくらべると涼しいですが、夏は、暑いのでききながら
ガンバつていきたいです。