Sea Loves You 石川秀美

曲やアルバムの感想・解説・紹介など。。。  
★★★Since 31/01/2005 ★★★

愛のデザイヤー

2013-08-21 23:38:18 | 23.SUR

洋楽度満載のイントロから始まる軽いタッチのデジタルロック。ドラムリズムが心地よい。
歌謡曲と洋楽センスの混ざり具合が石川秀美の楽曲性に合っていて、ロックボーカリスト石川秀美時代の黄金期。

後にも先にも石川秀美史上、JoeyCarbone氏はこの曲のみの登場であるが、
後に、ラストアルバム:Preciousにて石川秀美の円熟期である後期の大人ボーカリスト時代の世界を作った兼松正人が引率してきたのであろう。

そして、いかにも洋楽な作曲家Mark Davis。馬飼野康二のペンネームであり、もはや言うまでもない御大メロディメーカーである。
翌年にはまるごとプロデュース18thアルバム:Private nudeによるところもあり、アイドル歌謡曲なイメージの馬飼野康二色を拭い去った、ダークなロック色が特徴的。

和と洋を交互に制作してきたアルバム方向性の中で、今作のアルバムはどちらかというと和に近く、歌謡ロック色が濃厚なアルバムの中で
異彩を放つ1曲である。

そのためか、LPレコードではB_sideの冒頭曲である。
CDでは6曲目に位置し、ちょうど23thシングル:素敵な勇気の後であるのだが、
この曲もオリジナルは洋楽であったため、曲の流れが良い。そして、ここからクライマックスへとつなぐ楽曲の流れが個人的に好き。

ロック時代もさながら、楽曲性のマッチングからも、石川秀美のボーカルが熱く、また、柔らかくも歌うボーカルが冴える。
サウンドに負けない石川秀美の尖った歌声がCoolである。

都会的な大人の女性像の世界観である。ちょうどこのアルバムのジャケットとイメージが重なる。
どんだけ熱いんだよwというような物語性に耳を奪われる。また、アウトロで鳴くEギターの音がせつなくカッコイイ。

当時、缶チューハイかなんかのCMで洋楽版が存在していたと思うのだが。
オリジナルがなんていう曲なのか、その頃は追ってなかったので、わからずじまい。。。

て、調べたら見つけました!

Asset_170x17075

14 愛のデザイアー (タカラ・バービカン'87CMソング) ゲイル・レノン
80s CM Songs #1  iTunesで購入可能。

ほほー。まったく同じですね。ちょっとかなり安いユーロビートなアレンジがw笑えるというか、まだまだハイエナジー前の
ザッツユーロビート・ユーロビートファンタシー等のシリーズの頃を思い出すようなアレンジ!だ。懐。
石川秀美盤の方が良曲に仕上がっているのは当然である。

17thアルバム:Surをひっさげたライブツアーでも歌われた。
また、テレビでもエレキギターをかかえ弾きながら、歌われるほど。前年度の14thアルバム:Pasticheからエレキギターを持ち歌うという女性ロックスタイルも見事に
自分の世界観の広がりを見せた石川秀美であった。

大阪ではMUSEHALLにて参戦したライブツアーの夏休みであった。
涼やかな?熱い?イントロの音を聞くと、ライブの日を思い出します。
動画にてこの曲が聴けるのも嬉しい。
http://www.youtube.com/watch?v=iGTGJu-EsrU

さて、今月のiTunesセレクション♪
”Desire”from my iTunes

禁じられたDesire 日原麻貴
夢心中-MY DESIRE 三原順子
Desire 中森明菜
LOVE DESIRE MAX
Bad Desire F.C.F
愛のデザイアー Gail Lennon
愛のデザイヤー 石川秀美
Can't Fight Your Desire Helloween

すくなっw
いやいや、でも、なんか好いバランスですね。
短時間で迷曲名曲の並び。各ジャンルともに斬新で。

真夏を彷彿するこの楽曲、と石川秀美ライブ1987の思い出。
今年の夏もラストスパートです。心置きなく2013の夏の思い出を作りましょう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿