ぼんやりとした霧のようなオープニングから始まり、語るように歌いかける石川秀美。
全体的にWhisperボイスであり、元気系を得意とする歌手・石川秀美でありながら、スローテンポも味わい深く歌いあげる事ができるヴォーカリストとしての違った側面を魅せている。
イイ女っぷりを書かせたら右に出るものはいない作詞家:安藤芳彦作である。
というのも、個人的にシングル:危ないボディ・ビートや、密室のハリケーンなど後期においてのノリの良い楽曲に大人っぽい世界観を演出していた石川秀美だが、歌詞観において10代とは違う人間味おいた点が非常にポイントとなっているのではないか、と思うからである。
作曲家:熊谷安廣・・・これまた、謎というか、どこから引っ張ってきたのかわからない作曲家である。
所属レコード会社つながりなのだろうか、検索で調べてみて他に提供した歌手達のラインナップから共通する点から考察。
また、石川秀美作品においても、この1曲だけとの協演。
いったいどういうわけだか、分からないが、この曲はカラオケにも入っているのである。
カラオケ:UGA
インパクトが大きい特徴があるわけではない曲だけれども、ひとつひとつ丁寧に歌う石川秀美の歌唱と、ほのぼのしながらも、Eギターは熱いメロディを奏でているロッカバラード色がとても気に入っている。
ちょっと平井堅ぽい声音ではあるけれどもw
夏にリリース(石川秀美の誕生日)されたアルバムの中でも、ロックでありながらも、「夏」を感じる1曲でもある。
この当時は本当に、ロックに傾倒していた時期でもあった石川秀美。
間奏の浮遊感と対照的なエンディングの劇的なギター音、どちらも広大な夏を思いうかべるアレンジに聴こえるのは自分だけだろうか・・・
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