Sea Loves You 石川秀美

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★★★Since 31/01/2005 ★★★

スキャンダラス・アイズ

2006-11-11 23:50:56 | 20.BLANCHE

アルバム中では前曲から転調し、ちょっと大人っぽく、オシャレな音使いでゆるやかに始まるイントロから、落ち着いたボーカルで、伸びやかに艶やかに歌う石川秀美である。
曲の進行とともに、吐息めいた軽い歌声や、徐々に情感たっぷりの歌声を使い分けるのがウマイ。歌声に説得力が感じられます。

歌謡ユーロ調とでもいおうか、ユーロビート的な構成で出来ている曲で、派手なインパクトを持つ曲ではないが、なかなか良い作品である。

シンプルなAメロ~徐々に盛り上がるBメロ~サビの♪スキャンダラスの部分の熱いボーカル&大人の女の落ち着きを含んだ憂いある歌声で締める。
聴きやすい音使いのアレンジと、なじみやすいメロディで淡々となりがちなユーロビートに、石川秀美のボーカル力が活きてきて、曲の各所に聴き所となる歌声を響かせている。
また、間奏の一旦音が停止する点や、2VerseからAメロに男性コーラスをかぶせ、Bridgeのスロー効果でラストのサビを盛り上げる等、凝った曲である。
だが、基本的にきわめてシンプルかつ自然に上品に作られた曲である。一つ一つの音が、上品に共演していると言った感じだろうか。
そのため、この曲の良さは、大人の年齢になってから聴かないと気づかないよく出来た曲なのである。

歌詞の世界は成熟した愛情深い大人の女性像であり、ビジュアルと共にアイドル歌手から大人の歌手へとなった石川秀美である。

このアルバム中では、唯一、馬飼野康二作品である。
メロディラインはアレンジ次第で、また趣変えて作る事ができそうなくらいの力作である。
もっとロック色濃く作っても映えそう。それが次作のアルバム:Surであろう。次々の作品では馬飼野康二主導のもと一枚のアルバムを作ってもいる>Private nude

エンディングなのだが、この曲は本当に曲順位置が初めから決まっていたのだろうか?と思うくらい、前後の配列が素晴らしい曲。
次の曲につながるあたりの効果が大きく表現されている。

当時、この曲はリアルタイムで聴いていました。
部活を思い出しますねw
ちょうど、中学2年生頃で冬の寒い中、練習とランニングを思い出します。
そろそろ真面目に部活行っとくか!?と思っていた頃で、マラソンなどの長距離の間、頭脳内でこの曲が収録されたアルバム:BLANCHEを流していましたね。
自分自身の存在がスキャンダラスで色々あったなぁwと思い出す一曲でもあります。

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YouTube: 石川秀美 - スキャンダラス・アイズ


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