Sea Loves You 石川秀美

曲やアルバムの感想・解説・紹介など。。。  
★★★Since 31/01/2005 ★★★

赤いスピード・スター

2008-04-21 01:44:06 | 14.I

1985年12月18日にリリースされた12thアルバム:iのオープニングを飾るノリの良い曲。

個人的には中学1年生の当時、リアルタイムで購入したアルバム2枚目であり、
また、オリジナルアルバムとしては俺的には初だったので、シングル以外の曲でとても期待と希望をもって聴いた1曲目なので自分史上にも記憶に新しいものである。

更に憶えてるこの日。水曜日、部活をさぼってSATY(旧:ニチイ)の中にあるレコード屋IWAKIというお店で購入したのであった。
購入してからレコード針を落とすまでのワクワク感を思い出します。

メロディアスであり、ドラムのテンポがとても好ましく、しっかりとノビノビと時に柔らかく歌うボーカルもまた好ましい。
期待に叶ったオープニングナンバーである事は間違いない。

作家陣においてはこの時期を共にした石川秀美の17thシングル:サイレンの少年~遠くで抱きしめて~の売野雅勇/芹澤廣明コンビ。
オシャレな単語の羅列の詩の世界・・・意味は?????←このくらいである。いかにも売野氏らしい。
メロディにのせた時の語呂と音がイイ感じになるので由として、石川秀美のボーカル力を活かした音が生み出されているのも事実なので尚由。

珍しいのがアレンジに迎えた武部聡志。
前アルバムで迎えた久石譲くらい現代でも活躍しているミュージシャンである。
とはいえ、けっこう80年代アイドルの楽曲を手がけているのだが、石川秀美作品においては頻繁に出てくる、きたアレンジャーでもなかった。
さすがの仕事っぷりですね。

この曲って歌唱メロディはメロディアス&キャッチーではあるのだが普通の歌謡曲ラインなのに、アルバムジャケットのような神聖な光のイメージを音に変換した大聖堂を彷彿するようなクリスチャンな音世界である。
キーボードのアレンジが光ってます。

イントロ、アウトロとも共によく思考されている。
16ビートのオープニングとエンディングでロックのリズムからなるノリのイイ謡曲なので、この曲に関してはリズムパターンにおける部分も秀でた曲と言えるであろう。

16thシングル:愛の呪文17thシングル:サイレンの少年~遠くで抱きしめて~ロックリズムのシングルをリリースしていた当時からすると、
アルバム曲もシングルに負けないくらいロックリズムが石川秀美曲に増えるのも当然な事である。

また、ベストアルバム:MARINLE BLUEを挟んで、前作の10thアルバム:ハプニングの1曲目:Endless Sunが「静」だったのに対して、今作はUPテンポの「動」が編成されてる点が嬉しい。やはり石川秀美作品は「動」な曲に重点を置きたい。

1986年7月23日 読売ランドEASTに於けるライブ:SHINE ON MEにても歌われた1曲である。
これDVD化して欲しいものである。非常にクオリティ高いライブ映像のビデオだったので。
銀色のスーツに楽しそうに歌う秀美ちゃんがノリの良いUPテンポのオープニングの3曲目に歌われたのでした。

かれこれ・・・芸能生活を経て、それよりも長い御自分の生活を作られた石川秀美さん。

でもね、やっぱりw
ファンの我々みんな、ずっと貴女の生き方や姿勢を応援しています。
デビュー26周年おめでとう!ございます。


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