Life is …

ある日突然世界が変わってしまったマロンたんと、穏やかで優しい時間が1秒でも長く続くよう試行錯誤する日々の記録です。

頑張るマロン

2023-05-08 02:46:00 | love

マロンが病に倒れたのが3月31日。

それから1週間は毎日点滴と注射をしてもらい、

次の週は3日に1度、

その次は1週間空けて受診した日。

仕事で長時間留守にしなくてはならなかったので、

診察の後、そのまま預かってもらい、迎えに行った時、

先生から嬉しい言葉をいただきました。

『会うたびにどんどん体の動きがよくなるじゃない』

突っ張って動かなかった左前後の脚が動くようになり、

流動食をシリンジで流し込んでいたのが、噛むことを思い出し、

舌を巻いて水を飲むこともでき始めていました。

毎日見ている私たちにとっては少しずつの変化が、

先生にははっきりと手ごたえとして感じられたそうなのです。

そして何よりも表情がとても豊かに戻っていると。

見開いて1点を見つめたまま閉じられなかった目が、

しっかりと私たちを追い、視線を合わせることもでき、

音のする方へ耳を立てるのでちゃんと聞こえてもいる。

『すごいね、マロンは。よくなりたい、まだまだ生きたいって頑張ってるんだよね』

先生に褒めてもらったマロンは、

ささやかながら尻尾まで振って応えました。

こんなに小さな体で、

あんなに理不尽な目に遭ったのに、

ひたむきに生を求めている姿がいじらしくて、愛おしくて。

このまま寝たきりでもいい、

マロンが生きてここに居てくれさえすればいい。

それが受け入れることだと、

私は大きな勘違いをしていたことに気づきました。

マロンはその先を見つめ、求めているのに、

私は無意識に諦めていたのです。

『完全に元通りは難しいかもしれない。だけどマロンが今より少しでも動けるようになって、快適に過ごせるよう頑張ろうね』

先生の力強い言葉とともに、

神経を通りやすくする薬と血液をサラサラにする薬の服用も始め、

簡単なリハビリの方法も教えていただきました。

抱き上げたマロンの重さが、

この日は頼もしくて嬉しかった。

3週間ぶりに幸せを感じた夜でした。

久しぶりに食べたアイスも美味しかった。

さすがのセブンプレミアム。

これでもかっていうほどマカダミアが入っていて、

257円と、お値段はそれなりにするけれど、

ミルキーでナッティで、私好みでした。

ミカ