家に居る時、マロンが過ごす場所はふたつあって、
ひとつはずっとお気に入りの、マイラ ペット用ベッド。
ふわふわで体の沈み加減も丁度いいらしく、
まったりする時やお休みの時もこのベッド。
そしてもうひとつはネットで囲まれたペットサークル。
直径110cmと、マロンにとってはかなり大きなサイズを、
リビングと寝室にひとつずつ。
左の前後の脚に力が入りにくいため、
右側で動こうと旋回し始めると、
こちらが止めない限り当分の間、
あちこちにぶつかりながら動き回るので、
周りがネットになっているのがとても安心です。
これなしではマロンの生活が成り立たないというほどお世話になっています。
そしてこのベッドの中で活動中、
おしっこやうんちをした時に鳴いて知らせてくれるのには、
とても助かっているのですが、
お腹もいっぱいで、排泄もすっきり済んでいるのに、
なぜか悲痛な(そう聞こえる)声で鳴くことがよくあるのです。
そんな時は、声をかけても抱っこしても、
むずがるように暴れて鳴きます。
まるで動かない体に混乱して、
立ち上がれないことにイライラしているような、
マロンの心の叫びのように聞こえてしまって、
何とかしてやりたいのにどうにもできないもどかしさに
胸が苦しくなります。
少しずつ容体が落ち着いて、
現実が見えてきたので、
これまで家の中を自由に行き来して好きなように過ごしてきたマロンにとって、
日常のすべてにおいてイチイチ不便なことに腹も立つでしょう。
前々からよく思っていたのですが、
こんな時こそマロンと話せたらいいのにな。
愚痴をきいて、ストレスのはけ口になって、
慰めや励ましも態度だけでなく言葉でもたくさん伝えたい。
元々体力があって元気だったマロンが、
命を繋ぐ時期を過ぎたこれから、
少しでも気分転換できるように、
リハビリや散歩など考えようと思います。
ペットサークルのネットを支えにして、
自分で体を起こすこともできるようになりました。
ミカ