マロンは息子のわんことしてウチにきました。
だからなのか、
ほとんどの世話は私がしているのに、
マロンは息子のことが誰よりも一番好き。
高校を卒業して家を出て、就職して、
もう何年も一緒には暮らしていないのに、
今もそれは変わりません。
息子が帰省すると、私が嫉妬するくらい大喜びし、
夜中に友人と飲みに行った息子の帰りを、
朝まででも玄関で待ち続けるほど。
とても耳のいいマロンは、
私が息子と電話で話していても飛んできて
耳元でフンフン鼻息を荒くします。
他県に住む息子は年に数回しか帰省しないのですが、
このたびのマロンの病気を知って、
やっぱり一度顔を見たいと帰ってきました。
このうっとりとした甘え顔。
俺のマロンが世話になってますというお礼も携えて。
大きな手で全身を撫でてもらい、
たくさん名前を呼んでもらい、
抱っこで散歩に連れていってもらい、
膝にのせてもらって一緒にテレビを観た二日間。
庭でバーベキューをして、
炭火で焼いたお芋もモリモリ食べました。
マロンは昼寝の時間も惜しんで息子の姿をずっと目で追い、
息子に抱っこして欲しくて、
いつもよりクンクン鳴いていていました。
息子が帰った後は疲れたのか爆睡。
マロンたんよかったね、大好きなひとに会えて。
次に会う時にはもっと元気になっていて、
びっくりさせてやろうね。
ミカ