国東のカワタ人生劇場3..旅ガラスに憧れて...

全国旅するミュージシャンに憧れる、、田舎者のブログ

(無題)

2013-10-19 13:48:00 | ノンジャンル
寒くなったので、


コーヒーを、熱いインスタントコーヒーを


飲む訳だが




まぁ、コーヒーカップに適当に粉を入れる訳だが




暗いところで目分量で入れるため



濃くなったりする訳だが…




その苦味を味わっていると




いつも、あのお父さんを思い出す…




口数の少ないお父さんは





ある朝、コーヒー飲むか?と言い




お願いします…と言うと、



少々大きめのマグカップに




コーヒーを入れてくれた。





別に豆からやったやつやない。



普通のインスタントコーヒーだ。



普段は自ら入れることはないオヤジが自ら台所に向かった。




数分して、




ほら…とコーヒーを持ってきた。



しかし、一口流し込むと、





えらく、濃いめだ。




いや、濃いめにもほどがある。




の、飲めん…!




その、飽和状態に達したコーヒーはブラックで表面上に油が浮いた感じさえする、




逆アメリカンスタイルであり、



何杯いれたの?、粉を…





ビンカタカタやって直接いれたんやろう?







僕は…




胸焼けやら、口の中が苦味でオカシクなるやら、




ヤバイ、飲めんし、量並々…


マグカップ一回りデカメ…





寡黙なオヤジの最高の親切…





裏切れる訳はない…





胸焼けと気分がオカシクなりそうなのを、こらえ…





ゆっくりと飲み干した。



薄くないか…




大丈夫です…




もう一杯いるか…



大丈夫です…




あれから十数年が経って





目分量で入れた濃いめのコーヒーを飲む度に





寡黙なお父さんを思い出す…



前略…






お元気ですか?



コーヒー飲んでますか?




濃いめのコーヒー飲む度






お父さんを思い出します。




ありがとうございました…