誰もこの質問をしてくれないので自分で聞いて自分で答えちゃいます。
「そこにゴールがあるから」
決まった。じいちゃんかっこいい!
よく、「マラソンなんて苦しいのによく走れるね」とか「走るのそんなに好きなんだ」と聞かれますが、実は自分でもなぜ走っているのか未だによくわかっていなかったりします。
「ゴールがあるから」はひとつの答えです。一歩足を出せば必ず一歩ゴールに近づきますから。
反対にゴールの決まってない練習は大会より苦しいのです。
53歳で走り始めて今年で8年。フツーの市民ランナーとしてひとつの到達点、100kmのウルトラマラソンに挑戦してきました。
8年前まで私の人生にマラソンなんて言葉ありませんでした。それがフルマラソンを走り遂には100kmのウルトラマラソンまで走るなんて・・・それも60歳を過ぎてから。
自分自身信じられないというか、いったいなにやってんだ?という感覚です。
最初からごちゃごちゃ書いてますが、これからサロマを目指そうという中高年の皆さんの参考になれば幸いです。
6月23日(金)
朝出発する直前、カミさんがキャリーバッグの鍵を中に入れたまま閉めてしまったと騒ぎ出す。
わずかに開くジッパーから手を入れて悪戦苦闘の末なんとか鍵を取り出す。腕が擦れて真っ赤。
念のために自分のバッグの鍵を確認すると、そこにはカミさんのバッグのスペアキーが付いてました。
ま、中高年夫婦にありがちなドタバタな旅の始まりなのでした。
7時に息子に送ってもらい掛川駅へ。
品川までの新幹線の切符を自販機で買ったが、ここでもミスを。
自動改札機で入ろうとすると扉が閉まってしまう。駅員に確認してもらうと切符の日付が2日後になってる。そんな日付指定したつもりないのに・・・
手書きで(!)切符を訂正してもらいホームへ。
7時48分発のこだまに無事乗車。品川駅で降りきっとこの切符じゃ自動改札出られないだろうなと思ったら出られた!とその直後改札の扉が閉まる。
光のように素早く移動したので、機械の反応が間に合わなかったのだろう。
カミさんはやっぱり出られず、横の駅員のいるところから出る。
京急の品川駅に行き羽田行きのエアポート急行に乗る。京急に乗るのは初めてだったがなんとか羽田空港の国内線ターミナルに到着。
集合場所を確認後昼食を食べようとレストランを探す。たくさんあるのだが目的の場所にどうしてもたどり着かない。
羽田空港も今回初めてなのでターミナルの構造が良く分からない。しかたないので手近にあった和食店で済ます。
集合時間の11時15分になったのでツアーの集合場所へ行き飛行機のチケットを受け取る。そして12時15分発のJALの女満別行に乗り込む。
機内はほとんどサロマ湖ウルトラマラソンに出場する選手のようでした。
今回のツアー、中部空港発も選べたのですが羽田にしました。車で空港まで行けば中部の方が少し交通費が安いのですが、飛行機が小さいし便数も少ないので予約が取りにくいかなと思い羽田にしました。
約1時間半後女満別空港に到着。
ホテルへはバスで移動なのだが、我々はレンタカーを借りていたのでニッポンレンタカーの営業所に行く。
北海道をドライブするのだからとちょっと贅沢してスバルのレヴォーグを予約。
用意されていた車はなんとSTI、それも走行距離2500kmの新車でした。

最新のアイサイトを搭載したレヴォーグはちょっと車線を逸脱しただけでピーピーうるさいですが、右後方に車が接近した事も知らせてくれます。慣れない道でも安心。
これから車はみんなこんなふうになってくんだろうな。そしていつかは自動運転に。車は運転を楽しむものから単なる移動手段になるのか。
レヴォーグSTIは直進性も良く乗り心地も最高。真っすぐな北海道の道路には最適です。
ただ1.6Lのエンジンはやや非力。トランスミッションもCVTのクセがどうしても気になります。
動力性能は前に乗っていたゴルフのGTIには及ぶべくもなく。

空港から少し行ったところに「メルヘンの丘」という所がありました。
モデルが中高年のおばさんなので「メルヘン」感ありませんが、確かに北海道らしい風景です。

道中目についたのがでっかい「フキ」の葉。道路わきのいたる所に自生していてカミさん大興奮。北海道の人はフキ食べないのかな?

網走経由で1時間半ほどでホテルに到着。

サロマ湖に面したホテルはサロマ湖に沈む夕日の絶景が売りらしいが、夕日が見えたのは初日のこの一瞬だけでした。