9月22日(日) ひらしん平塚文化芸術ホールで
標記の大会を開催いたしました。
11月17日(日)の首都圏ブロック予選神奈川県代表枠を
目指す本戦に30名。
Bクラス戦に12名の方に参加をいただきました。
本戦の方はまず2勝通過、2敗失格の予選を実施。
予選を通過すると勝ち星にタイムポイントを加算した上位順に
各組に前回の代表選手が配置された5山のトーナメントの位置を
選択してもらうシステムを採用している。
選択結果は、首都圏ブロック予選の結果が出るまで
明かせないが、丁度良く各山の当たりが分散されるし、
「当たったことのない相手と対戦したい。」等の希望を
叶えることができる。
くじ引きよりも全然良いのでは?と自分は思っている。
最後の方は、、凄い相手しか残っていませんが、、、
並行して午前中には、第1回大会で準優勝、3位の方が、
八代弥七段と、記念対局が行われた。
第46回大会でプロアマ戦あと一歩まで行った、
渡辺誠さんと銭本裕生さんの記念対局も行った。
これは朝日杯プロアマ戦と同じ持ち40分切れ後1分で、
渡辺誠さんと銭本裕生さんにはまた朝日杯プロアマ戦
に出場してもらいたい。(余計なお世話か!)
という趣旨のものであります。
端っこに映っている女性の方はただの中学生です。
気にしないでください。
記念対局に参加した2名の方と、
渡辺誠さんと銭本裕生さんに加えて、
午後になるとシード選手が入場。
この大会では、前回、代表選手になった方は、
予選免除としています。
来年は10名の代表選手が出ますので、考える必要は
ありますが、予選+4名トーナメント×代表選手の山
と、首都圏ブロックに近い対戦方式のスイス式の
どちらかを2回やる方向で考えています。
七夕オープン将棋大会のように、
最後にSクラス1~3位、Aクラス1~3位が代表決定戦を
争うという方式も考えられますが、
それぞれ一長一短がありますし、
今回もそうですが、前回代表になられた方が、
必ずしも今回大会に申し込むとは限らない。
あまりコロコロ変えるのもやはり参加者の混乱を招くので、
今回の方式のままでも良いかも知れません。
午後の4名×5山の代表決定戦は凄いことになりました。
首都圏ブロック予選と同じ持ち時間30分切れ後30秒で実施。
まず、前回の代表3名が初戦敗退。
お相手の方もそれなりの方なので、結果は驚きではないのですが、
いくら30分30秒のガチンコ勝負とはいえ、
一回戦対局してお帰りとせざるを得ないのは、
主催者側としては申し訳ない面もあります。
最後の代表決定戦は、首都圏ブロック予選の代表決定戦と同じ
40分40秒で行いました。
全局採譜し、棋譜解析の結果は、
プロ棋士の対局とほとんど変わらない最善手率80%超えが大半。
中には、90%以上の最善手率+悪手なしながら敗れてしまった。
対局もあります。御本人にとっては大変悔しい一局だと推察しますが、
主催者側としては、朝から平塚まで来ていただいて素晴らしい棋譜を
残していただき本当に有難い限りです。
Bクラス大会の方は、
全勝の方が当然優勝ですが、
1回戦で優勝した方と対戦した方が、
その後、タイムポイントでポイントを重ね。
3勝1敗の3名の中から最高ポイントで
準優勝となりました。
1回戦の勝ちが9P 2回戦の勝ちが8P
3回戦の勝ちが7P、、、とするソルコフでは、
1回戦で組み合わせが悪く負けてしまうと、
優勝は勿論、入賞も困難ですが、
タイムポイント制を採用すると、1~2Rの
組み合わせが悪く負けてしまっても後半の頑張りで
入賞する可能性があるので、より多くの参加者が
最後まで入賞を争う。という状況が生まれます。
またおのずと進行も進むので結果としてBクラス参加者で
希望者の方全員が八代弥七段の指導対局を受けることが
可能となりました。
持ち時間30分切れ後30秒。4回戦の対局が全て
10時少し前から始まって、15時過ぎには終わる。
これはタイムポイントがなければあり得ないでしょう。
しかし、流石に本戦のトーナメントにタイムポイントを
導入するわけにはいきません。
最後の1組は200手を超える大激戦で18時過ぎに終了。
これも想定どおりで
八代弥七段の署名入りの代表認定証をお渡しして、
借用時間の30分前に片付も含めて会場を撤収することが
できました。
こんな企画を引き受けていただける八代弥先生にも感謝。
11月2日(土)の最終予選回まで楽しみな対局が続きそうです。