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セコい将棋オヤジ

自称囲碁のまち平塚を考える。

湘南ひらつか囲碁まつりが今年も開催される。
平塚市は終戦後の一時期多くのプロ棋士を生み出した木谷道場
があった関係で「囲碁のまち」となっている。
とは言っても遠い昔に木谷道場はなくなり、
現在では、木谷先生の息子である慈善家の方が、
多くの活動のひとつで、囲碁の普及活動をされている。
という程度である。

やはり平塚市と言えば、

1 本日開催されている「湘南ひらつか七夕まつり」





2 サッカーの「湘南ベルマーレ」の本拠地



3 箱根駅伝の「平塚中継所」



4 日本で最も有名な政治家の一人である
河野太郎デジタル大臣の地盤。


5 グランプリなど多くのビッグレースが開催される
平塚競輪場。


6 管内でなぜか事件が多い平塚警察署


が連想される。

他にもビーチバレーや、波浪観測塔
湘南平や東海大学の湘南キャンパス等
そこそこ名所がある中で、

平塚市=囲碁のまちと連想するのは、
というのは、自分のように年1~2回付き合いで
囲碁を打つ人間も含めても全国でも
100万人を切るかも知れない
囲碁マニアの方ぐらいではないだろうか?

それもそのはず。
プロの囲碁棋士は、将棋の倍以上の300名近くいるが、
平塚市出身の現役の囲碁棋士は誰もおらず。
時折、プロ棋戦のタイトル戦が年に1~2回
アマチュアの囲碁大会に至っては、
全国大会はおろか、神奈川県予選ですら
ほぼ横浜市で開催されている状況である。

平塚市が囲碁のまちであるなら、
毎月のように将棋のタイトル戦がある陣屋旅館。
これがある隣の秦野市は、将棋のまちと名乗っても問題ない。
秦野市の端にある陣屋旅館のおかげで
将棋のタイトル戦がニュースになるたびごとに、
秦野市の勝手に地名度が上がっていく。
しかも秦野市役所は何もしなくても良いので、
いや、これはちょっと考えた方が良いレベルである。

平塚市の囲碁文化推進事業の中心は、
何と言っても年1回開催される
「湘南ひらつか囲碁まつり」
既に、今年で27回を数えるが、
初めのうちは、数十名のプロ棋士が一度に平塚市に
訪れ、1000人以上(実際は500人×2回)だが、、、
多面指しの指導対局を行うというものだ。
プロ棋士と指導碁を打つのは悪くないのだが、
所詮、多面指しの指導碁であり、将棋も同じですが、
真剣さには欠ける。ただ打って良かったな~。
で終わってしまうことが多い。
各所から来た囲碁ファンは良いとしても、
平塚市や納税をしている平塚市民にとっては、
これが、1人あたり10万円近いプロ棋士への
報酬や、テントなどの数百万円のリース料に見合う
経済や囲碁文化の普及があるのか??
かなり疑問である。

日本棋院のイベント情報にすらない
湘南平塚囲碁まつり



思い切って廃止して、囲碁事業を止めるのも一案ですが、
長年積み重ねていたものをコスパに合わないといって
廃止にするのはまたちょっと違う。
そこで誰か見てくれると有難いのですが、
思い切って囲碁まつりを廃止して、
全国のアマチュア囲碁強豪を対象にした


「全日本アマチュア囲碁最強戦 IN ひらつか」
を開催してはどうであろうか?

567が収束し、昨年度、最後まで休止していた
アマチュア王将戦が復活し、全てのアマ棋戦が、
567前と同様に復活したアマチュア将棋大会と異なり、
アマチュア囲碁竜星戦は今年も休止となっている。
アマチュア囲碁大会は、将棋に比べて、

1 碁石や碁盤などの大会用の棋具が高い。
2 勝敗の判定や、対局時間が長いので運営者がいない。
3 ファンの高齢化、減少が非常に深刻。

なかなか民間の愛碁家に任せていては
囲碁大会を開催を推進するというのは困難を極める。

平塚市の場合は、湘南ひらつか七夕囲碁大会など
100名規模の大会の実績がある。
プロ棋士との指導碁にも使える碁石や碁盤を大量に保有している。
対局時計も大量に所有している等
全国のアマチュア囲碁ファンを対象にした囲碁大会を
十分開催できる能力を持っている。

囲碁まつりを単に廃止するなら日本棋院や囲碁ファンの反発も
強いだろうが、代わりに囲碁大会を開催するとなれば、
むしろ、ある程度の囲碁ファンであれば、
今の囲碁まつりよりも囲碁大会の方が良いと考えるのではないか?

それに加えてアマチュア囲碁の全国大会の神奈川県予選を
全て平塚市で開催する。というのはできないのであろうか?

何しろ、アマチュア囲碁の第一人者である大関稔さん
実力№1ではないか?とささやかれている栗田佳樹さんは、
いずれも神奈川県在住であり、2人とも招待枠で全国大会に
出場してしまうが、残りの方々も、神奈川県代表=優勝候補
全国大会の囲碁大会の神奈川県予選会を開催するだけで、
平塚市で全国レベルの対局が行われることになり、
囲碁文化の普及に大きな効果をもたらすではないだろうか?

囲碁大会をきっかけにアマチュアの囲碁強豪が平塚市に
居をかまえるだけでも効果は大きい。

平塚市出身で関西移籍後、引退した金沢真元プロは、
お父さんがアマチュア囲碁のレジェンドである金沢盛栄氏である。

アマチュアの全国レベルの囲碁強豪が平塚市に一人でも
住んでもらえれば、その効果は図り知れない。

ぜひとも、全国のアマ強豪を対象にした囲碁大会。
そしてアマチュア囲碁タイトル戦の神奈川県予選会。
囲碁事業を見直せば、十分に実現できると思うが、
この2つの実現がなければ、囲碁のまち平塚は、
これからも厳しい。と言わざるを得ない。



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