※厚生労働省のHPから引用
https://www.kantei.go.jp/jp/content/000061868.pdf
1 密閉場所(換気の悪い密閉空間)
2 密集場所(多くの人が密集している)
3 密接場所(お互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)
将棋大会は三密要件を、どう見ても見事に満たしてしまっている。
今やヤリ玉に挙げられている普通のパチンコ店や風俗店ですら、厳しく見てもパチンコ店は1・2、風俗店でも1・3を満たしている程度。全ての要件を満たしていない。
飛沫感染がある伝染病としては、将棋大会は深刻なリスクがあります。
更には、それに加えて広範囲から不特定多数の参加者が集まる。いやいや。
アフターコロナの世界では
公共機関の場所で将棋大会を開催したり、行政の後援を受けるのはこの先絶望的と言っても過言ではありません。
逆転的発想で行くと、三密を回避できれば、将棋大会はこの先生き残れると言えます。
ではどうすれば良いのか?
2つ提案があります。
1 大盤で将棋を指す
大盤解説で使用する大盤。大体送料込みで2万円程度で販売していますが、これで将棋を指すのはいかがでしょうか?
1セット当たりの単価は、通常の大会で使用される盤駒の数倍になりますが、成人同士の対局であれば、三密の一つの密接を回避する距離での対局が可能となります。(更に特別ルールで、相手が駒に触れている間は、着手しないことを徹底する。)
離れた場所からも観戦したり、ネット中継や、この先、駒にICチップやセンサーを埋め込めこんで、時間計測、自動棋譜や対局後のAI解析とか可能になれば、更に良くなるかも知れません。
対局者の人数も限られ、会場もそれなりの広さが必要になるため、残りの2密も自動的に回避できます。
2 電子決済等の導入
将棋大会では、対局だけでなく受付や対局前の組み合わせで三密が発生してしまう。
自分の大会では、1回戦は、受付順に組み合わせが決まっていて用意した席に着席してもらうという方式を採用しています。
しかし、具体的に名指しは避けますが、
受付→組み合わせ決定→対戦カードを発表→適時着席してもらう。
更には受付と組み合わせ発表の間に、くじ引きをして対戦相手を決めるとか面倒なことをしていることも多い。
主催者の方はそれが公正で正しいと信じているので、私も何も言えませんでしたが、その都度三密が生じる。今後は許されない。
いや関係者の偉いおじいさんは許してくれるかも知れないが、会場管理者やお上が許さない(笑)。
アフターコロナの将棋大会は、受付を済ましたら、用意された席に着いて対局を待つだけになることには間違いない。
受付も、今後は、当日現金でお金を払って、受付票に個人情報を書いて現金をやり取りする。
ではなく、
申込サイトから個人情報を入力して、QRやクレジットカード決済となると予想します。
まとめると
優勝すると、プロ棋士との対局が組まれるようなアマチュアタイトル戦は、全て専用サイトからの事前申込。電子決済。予選はともかく全国大会の対局は全て用意された大盤で行う。
いやそうしないと、お上の許しが出ず、会場も確保できず、スポンサーも得れず、開催ができない。
イベントや町おこしで行われる大会はコスパが合わず開催されない。
子ども向けの大会も難しい。
団体戦も開催困難。
ということになると予測します。
いつでもどこでもできるネット対局が、益々盛んになることは予想されますが、、
私は対面で対局したいので今度、大盤買おうと思っています。