こんにちは
今日は、地元の町内の集まりがありまして・・・・
そちらに参加してきました
今回のブログの題材は・・・「手刻み」についてです。
そう、これはうちの会社が創業以来ずっと継続して
家つくりをしているこだわりのポイント
今では、大工職人の減少、生産コストの削減などから
昔ながらの大工職人による、一本一本自分の手で墨付けをして
手で刻むってことがほとんどなくなりつつあります。
今の時代、間取りが決まり、工場で機械で加工する「プレカット」された
木材を金物で接合し補強するのが現代工法の主流です
しかしながら、うちの会社はその時代の流れには左右されず
家づくりの原点ともいえる職人の心、魂をしっかりと次代の若手にも
継承していき、そして日本建築の基本でもある、木と木をしっかり組む
伝統工法で家つくりをしていく考えがあります
木の性質を理解し、ひとつひとつ自分の手で考え、手刻みする家づくりって
素晴らしいことだとおもいませんか
「接合部を木の性質に合わせて強度を支える」といった技術的なことを考えると
「手刻み」技術の素晴らしさにはかなわない部分も多いのです。
柱と梁の接合部分には、金物を使用しない「長ほぞ込み栓打ち」という
伝統的接合方法を今も継続しています
プレカットの「短ほぞ」は、柱の位置決めやずれ止め程度の役割にしか過ぎませんので、
必ず、金物で緊結する必要があります。
この緊結する金物ですが、決して万能なものではなく、日本の高温多湿の環境により、
錆びて腐食が進む可能性があります。
また、場合によっては、金物が結露することで、構造材そのものを腐食させる結果となることもあります。
現在の釘や金物が健全な状態で50~100年以上持つことは、非常に考えにくいのです。
実際に、築100年にも大きく満たない建物を解体してみると、釘が脆くなっている状態で発見されるようで、
日本の伝統技術に熟達する大工さんが、「釘・金物を決して信用し過ぎてはならない」と言われる所以です。
また、構造材の接合部の至る所を金物で緊結し過ぎるにより、
木造の建物の特性として、本来備わっている、柳の木のような「しなやかさ」が無くなります
つまり、外力を上手に逃がすことが出来なくなるのです。
近代の木造建築に関わる材料や作業の合理化の中で、失われつつある日本の優れた職人技術と知識を
いかに残していくかが課題です。
弊社では、地場にある工務店として、今後も「手刻みの家」を推進していきます
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地域密着だからできるこだわりの家つくりをしている会社はここにあります。
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素晴らしいですね。
合理化、低コスト化が進み
日本の伝統的家造り工法が
どんどん無くなっていく、本当に残念な事。
老大工の知人が以前話していました。
いかに後世に残していくのか・・・
と言う問題もあるのでしょうね。
頑張ってください。
また訪問します。