10月24日~11月26日まで、九州国立博物館において、新「桃山展」~大航海時代の日本美術~が開催されていますが、私達は11月22日、同期会が終わってから見てきました。
資料の一部を紹介しますと、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康・・天下人の視点で辿る日本美術と文化交流の歴史・・ポルトガル人が日本に鉄砲を伝えた1543年~徳川幕府が「鎖国」完成させた1639年までの約1世紀。この時代は、日本がヨーロッパやアジアの各地域と、さまざまなかたちで積極的に交流した時期でもあった。
今回の展覧会では、目まぐるしく変化する時勢と世界規模の人・モノの往来に対して、異なる外交政策をとった3人の天下人・・織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を案内人役として、交流の歴史と名宝の数々を、新たな視点で見つめなおしている。
第1章・・アジアの海と信長の覇権・・日本にキリスト教を伝えた聖人・・聖フランシスコ・ザビエル像・・地球は丸い!戦国日本に伝わったヨーロッパの最新知識・・イタリア製古い地球儀・・
第2章・・秀吉の世界への眼差し・・幻の南蛮屏風,約80年ぶりの公開・・天下人も愛した名品が終結・・天下人の心を掴んだ圧倒的な存在感・・檜図屏風「狩野永徳筆・・
第3章・・徳川幕府と「鎖国」への道・・家康お抱えの名工による南蛮鉄使用の傑作・・刀銘 以南蛮鉄於武州江戸越前康継・・オスマン帝国VSカトリック教国の海戦を描いた江戸初期の屏風・・
「エピローグ」屏風の軌跡・・日本の屏風絵そっくり!?・・「ノアの箱舟」屏風・・大洪水図屏風・・
写真撮影禁止なので、絵葉書を購入して写真に写したもの及び資料をスキャンして添付してあります。
なお、新「桃山展」を観た後に、常設されている文化交流展示室の展示物もみましたが、撮影禁止の中で1か所だけ撮影可能な展示物があったので写真を撮ってきました。
今回の特別展を見て、ポルトガル人が日本に鉄砲を伝えた1543年~徳川幕府が「鎖国」完成させた1639年までの約1世紀は様々な交流の歴史があったことを再認識することができたので、見に行ってよかったと思っています。
新「桃山展」~大航海時代の日本美術~の会場入り口
国宝 檜図屏風(部分)狩野永徳筆 東京国立博物館(絵葉書を写真撮影)
唐船・南蛮船図屏風(左隻・部分) 狩野孝信筆 九州国立博物館(絵葉書を写真撮影)
重要文化財 レバント戦闘図・世界地図屏風(部分)香雪美術館(絵葉書を写真撮影)
※写真をクリックすると拡大し左上の←をクリックすると戻ります
文化交流室の入り口
松林屏風(写真撮影許可の作品)