宗祖親鸞聖人「報恩講」が11月14日~17日まで東本願寺鹿児島別院で開催されていますが、私は15日10時から出席しました。
最初に配布されていた改悔文を参加者全員で朗読した後に、僧侶が入場して読経が始まり読経が終わって休憩に入りました。その後輪番さんの挨拶と講師の紹介があり、講題「念仏者の生き様を通して」、講師「玉光 順正」氏(山陽教区 光明寺住職)による法話がありましたので、私の理解した範囲で一部を紹介します。
法話の概要・・〇講師が念仏者として生きることになった理由・・父親の死にともない当時は宗教に余り興味がなかった自分が後継者になるため寄宿付の学校に入学して教師の指導で浄土真宗について学はじめ、今後どう生きたらいいかを考えた結果、親鸞聖人の教えを生涯勉強していきたいと考えるようになり50年が経過した。
〇親鸞聖人の著作に関する年表(レジメ13頁)から見た親鸞聖人の生きかた・・76歳から86歳までの間に「浄土和讃」を始め後世に残る著作が書かれており、その中で21世紀に生きる 煩悩を満足させることのみを求めているかのような私たちに、時間と空間を超えて、「真実に生きたい」という願いをすすめてくださっている。
〇バラバラでいっしょ(レジメ9頁)・・いろいろな考えを認め合う世界・・大乗というと、あらゆる人がみな平等である道、違ったままが、そのまま一つである世界・・自分の考えで人を統一しようという、わががまな考えを許さない世界・・みんなちがって、みんないい(金子みすゞ)の世界
〇念仏「南無阿弥陀仏」(レジメ1頁)・・人と人を水平に配置することば・・私たちに公性と純粋性をもらたすことば・・
法話の後に、恩徳讃を全員で唱和して午前の部をおわりました。日めくり法語カレンダーを購入。墓参りを済ませてから、大谷会館に移動して、親鸞聖人の遺徳を偲び、聖人在世の時分と同様な食事を皆でいただく「報恩講 おとき」が出され、感謝の言葉を述べていただきました。
大谷会館に、かくれ念仏の資料が展示されていたので、その一部を添付しました。門徒でありながら、お寺との縁があまり無かった私ですが、今回教えに触れる機会ができて良かったと思っています。
報恩講の様子を写真で紹介し、レジメをスキャンして添付します。
東本願寺鹿児島別院外観
報恩講受付
改悔文の朗読
読経の開始
読経の終わり
休憩時間に書籍の販売
輪番さんの挨拶・講師紹介
法話の開始
法話の終わり
大谷会館に移動して「報恩講 おとき」
かくれ念仏の資料展示説明
かくれ念仏の資料展示(一部)
かくれ念仏の資料展示(一部)
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