9月16日、姶良市立図書館から借りてきた「プーチンの復讐と第三次世界大戦序曲(舛添要一 著)」を読み終わったので、その概要を紹介します。
この本を読もうと思ったのは、ロシアのウクライナ侵攻はプーチンが始めたものであり、その背景について知りたいと思ったからです。
この本の前書きの中でプーチンは歴史を振り返るのが好きであり、歴史上の偉人と自分とを二重写しにする。ロシアの領土を拡張し、ロシアを強国にした指導者を尊敬し、彼らの言動を自分の演説よく引用する。・・・
2014年のクリミア併合まで、その軍事・外交・そして経済も成功裏に進んできた。その成功体験が、2022年のウクライナ侵攻に繋がったのである。・・等の記述がある。
あとがきの中ではゴルバチョフが解体したソ連邦、縮小した領土を回復すべく、クリミアを併合したのである。・・
プーチンが長期政権を維持しているのは、「安全と安定」を国民にもたらしたからである。そして、2022年2月24日、プーチンは、「ロシアの失われた領土と栄光」を回復すべくウクライナに侵攻した。しかし、それは裏目に出て、彼も「安全と安定」を失いつつある。・・
この戦争を始めたのはプーチンであり、終わらせる責任も彼にある。それだけにプーチンという政治家についてよく知らねばならない。そしてプーチンはロシア文明が生んだ政治家であり、ロシア史の文脈の中に位置づける作業も必要である。・・
以上、本の一部を紹介しましたが、参考のため本の表紙と目次等をスキャンして添付します。