2月16日、姶良市加治木小校区公民館主催により、平成24年度「校区歴史講演会」が校区公民館で開催されました。
演題:「木田のルーツを探ろう」~市頭遺跡の出土品や住居跡から~
講師:姶良市教育委員会 関 一之 先生
校区公民館長の挨拶と講師紹介の後に、講演はプロジェクターを使って行われましたが、加治木の歴史は島津氏が支配する前に加治木氏が支配した時期を「市頭遺跡」を発掘調査した出土品や住居跡から解ってきたことを写真などで説明されました。
加治木氏とその配下の木田氏の歴史、当時は鹿児島神宮が領地の約半分を支配して木田氏とも密接な関係があり、木田氏が滅んだ後も、鹿児島神宮と木田郷との関係が続き、初午祭で木田郷の馬が一番に奉納する伝統になっていることなど、木田のルーツについて理解を深めました。
その他、日木山宝塔と火葬した人骨について、鹿児島神宮が所蔵する陶磁器には朝鮮から渡来した貴重なものが保管されていること、蒙古襲来時は加治木氏も出陣して手柄をたて、現在の福岡市七隈の領地を鎌倉幕府からもらったことなど、身近な地域の歴史について理解を深めることができたので参加して良かったと思っています。
校区公民館長の挨拶と講師紹介
市頭遺跡の全体図
発掘の様子
当時の火葬場と考えられる遺跡
日木山宝塔(宝塔修復時に宝塔の下から火葬した人骨を発見)
中世加治木の領主関係
校区公民館文化部長よりお礼の挨拶
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