8月30日の南日本新聞に【核心評論 米外交の本質 冷酷に国益に徹する】の記事が掲載されていたので紹介します。
【記事の概要】〇「あの国には米国の重大な国益はないんだ」バイデン米政権当局者、米軍撤退で人道悲劇が続くアフガニスタンについて話をすると、こんな説明をよく聞く。
米国の本音であろう。日本人記者を前に、日本は重要な同盟国だし中国の脅威は高まっているから、アフガニスタンと違って見捨てたりはしない。「安心しろ」という弁明でもある。・・・
〇バイデン大統領は北大西洋条約機構(NATO)諸国、日本、韓国、台湾への「防衛義務」を強調した。これらの同盟国・地域を守らなければ、米国は中ロに屈し、それこそ国益を損なうという危機感がある。だが彼が唱える中国に対する「民主主義陣営の結束」への期待は禁物だ。日本に米国の国益があるかどうか、が最後の基準である。・・・
〇日本が専制と拡張主義を強める今の中国と関係を改善するのは難しい。だが、残酷な米国に翻弄されるアフガニスタンの人々を見れば、米国一辺倒のもろさも痛感する。総合的な外交・安全保障政策を自前で練っていく以外に手はない。
以上、記事の一部を紹介しましたが、記事をスキャンして添付します。
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