5月16日、姶良市加治木町ふれあいセンターにおいて教養懇話会(78回)が開催され、今月はYさんが当番で薩摩藩の「造士館教育」について発表されましたが、Yさんの了解を得たので紹介します。
Yさんが、このテーマを選んだ理由は、第75回の例会で郷中教育について考察したのを受けて、島津重豪から斉彬が推進した「造士館教育」を今回のテーマに選んだとのことですが、A4版3枚にまとめ、資料3枚と共に発表されましたので、その概要を紹介します。
資料は、造士館教育の成立、重豪について、斉彬について、明治に入ってからの造士館教育の変遷、加治木郷校いく英館と造士館とのかかわり、第11回 全国藩校サミット鹿児島大会について等、造士館教育が人材育成に果たした内容が詳しく述べられています。
まとめとして、かって薩摩の郷中にあった宝・地域のこどもは地域で育むという教育風土を根づかせる。・家庭においても、学校にいても「人間としてあるべき姿」を説くことにより、人間として最も基本的な倫理(道徳)観を学び実践していくことではなかろか。
以上が発表の概要ですが、いつの世でも人材育成が大切ですが、薩摩藩では社会教育を「郷中教育」で行い、学校教育を「造士館教育」で行っていたことで、明治維新で多くの人材が活躍できたのではないかと思っています。
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文字通りの教養懇話会でしたね。