5月29日14時より東本願寺鹿児島別院において総永代経法要と講話があり、母に代わって出席したので、私の理解の範囲で紹介します。
14時より、東本願寺鹿児島別院の僧侶5名による大無量寿経の読経が行われ、読経の途中から参列者の焼香が始まり、読経が終わった後に休憩に入りました。
休憩後に講師「長野量一」氏(日豊教区田川組 正法寺住職)が登場して、講題「帰依処(よりどころ)」の講演の前に、三帰依文(さんきえもん)を講師の朗読に合わせて朗読してから講演が始まりましたので、その一部を紹介します。
〇法要について・・私たちが、亡くなった人に手を合わせて念ずることで、亡くなった人から私たちが守られていると考えることが大切である。
〇無量寿経について・・親鸞聖人が最も大切にされたお経であり、お経の中に出てくる法蔵菩薩は長い間修行された後に、阿弥陀如来になられた方である。(阿弥陀如来は浄土真宗のご本尊)
〇無量寿経の中にでてくる「本願海」→「仏の心」(広くて深い教え)・・・「群生海」→「人の心」(人は群れをなして海の近くでも生活し、様々な苦しみに中に生きている)・・「群生海」(人の心)を救うのが菩薩の役目である。
〇不一不異について・・この言葉の意味は難解で私の理解では、異なった立場の人たちが、それぞれ自分の立場を捨て、偏ったものの見方をしない(仏の心で考えてみる)・・相手と自分の両方の立場で考えてみることで問題が解決するのではないかと思いました。
講演が終わってから恩徳讃を斉唱しましたが、日常生活では仏壇にお参りする程度で、宗教について深く考える機会が少ない私にとっては、貴重な体験ができたので、出席して良かったと思っています。
会場の様子を写真で紹介します。
始まる前の会場
読経の開始
焼香
三帰依文(さんきえもん)の朗読
講演中の講師
講演の内容を書いた黒板
講演の最後