平成26年度「加治木ゆずり葉学級」第7回「暮らしと安全」が1月22日9時30分から姶良市加治木支所多目的ホールで開催されました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されています。
開会挨拶の後に、姶良警察署生活安全課より資料が配布され「暮らしと安全」について講義が始まりましたが、講師から、「暮らしと安全」の中の「交通安全」については特に夜間の外出時には目立つ服装をするなど被害にあわないように注意してほしいと前置きして、今回は「うそ電話詐欺」などの生活安全を中心にした話がありました。
「うそ電話詐欺の事例」として、新聞に掲載された警察官を語る男からの、うそ電話に騙されて、現金をだまし取られる寸前に判明して助かった事例、パチンコの必勝法を教えるからと現金をだまし取られた事例、投資話の中の未公開株でだまされる事例など多数の事例がある。「オレオレ詐欺」は鹿児島県での被害が比較的少ないが、その理由は鹿児島弁で話した場合に相手が理解できないからでなないかと思われる。
鹿児島県全体での被害額は約3億円あるので、被害にあわないように、電話がかかってきたら、番号を見て知らない番号の場合は、留守電にいれて聞いてから、必要な場合は自分から電話するなどの対策が有効である。
窃盗については姶良警察署管内では自転車はマイナス11件、万引きはマイナス8件と減少傾向にあるが、高齢者でお金を持っているのに万引きする事例がある。ひったくり防止対策として、カバンを持つ場合は自分の前に持つ、自転車のかごに乗せる場合は網をかぶせるなどの対策が有効である。
車の中に鞄をおいて鍵をかけても、ガラスを割って鞄を盗むので、車の外から見える場所に鞄は置かないこと。侵入犯対策としては、近所への声掛け、鍵の二重ロックなどが有効である。姶良警察署では6日をロックの日、16日を住ロックの日、26日を二重ロックの日として注意するように呼びかけている。
講義の後に、点検商法のビデオが上映されましたが、高齢者は特に狙われやすいので、警察や消費生活センターと連絡を取り合って、断る勇気を持つことが必要だと思いました。
今回の講習会の様子を写真で紹介します。
開会
姶良警察署による講義の開始
ビデオ上映の開始
閉会
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