6月15日、姶良市加治木福祉センターにおいて「くも合戦大会」が開催されました。
「くも合戦」の由来は文禄・慶長の役において薩摩の殿様、島津義弘公も加治木から多くの兵士を連れて参戦し、その陣中で義弘公が兵士を元気づけ、励ますために、こがねぐも(メス)を集めて戦わせたのが、始まりであると伝えられています。
8時から「優良ぐも」の受付、8時30分から「開会式」が始まり、国歌斉唱、優勝旗返還、絵画、書道コンクール表彰、会長あいさつ、来賓祝辞、来賓紹介、ルール説明で、開会式が終わりました。
9時10分から「優良くもの部」の審査が舞台上で行われ36匹エントリーした中から審査員による厳正な審査の結果、1位~3位までが決まりました。
9時30分から「合戦の部」が開始され、「大人の部」2箇所と「子供の部」1箇所に分かれて、参加者は一人3匹づつ、棒の上で戦わせ、審査員が勝敗を決めました。
3勝したら次のクモと交代して3匹エントリーしたクモの勝ち点の合計で順位が決まりました。
13時30分からは「王将戦の部」が開始され、3勝したクモだけをトーナメント方式で戦わせて優勝が決まりました。
14時40分から「閉会式」が始まり、成績発表と表彰式がありましたが、「大人の部」では宮崎市から参加した人が「王将戦の部」で優勝しました。
優勝者には賞状、優勝旗、トロフイーと多くの賞品が授与されていました。
受付で配布された抽選券による「お楽しみ抽選会」が最後に行われ、特賞は自転車が2台あり、男性と女性が当たって「くも合戦大会」の全ての行事が終了しました。
途中で小雨が少し降りましたが県内各地及び宮崎などからも多くの参加者があり、「くも合戦大会」を盛り上げていました。
福祉センターの1階には「絵画」「書道」作品の展示と共に「くも合戦」の由来、クモに関する資料などが展示され、多くの人が訪れていました。
環境の変化で「くも」の生息地が少なくなり、体型も小ぶりになってきているとの話ですが、「くも」は採集場所へ帰すことで、「くも合戦」が継続できるように配慮されていますが、個人で採集場所へ帰すことができない人のために、主催者が置き場を用意していました。
伝統行事を維持するためには、関係者の皆さんの熱意と共に市民の協力が大切だと思いますので、私も市民の一人としてこれからも積極的に参加し協力していきたいと思っています。
会場の様子を写真で紹介します。
「優良ぐも」の受付
国歌斉唱
優勝旗返還
絵画、書道コンクール表彰
会長あいさつ
来賓あいさつ(姶良市長)
「優良ぐもの部」の審査結果発表
合戦の部の開始(大人の部 メインのコーナー)
合戦の部の開始(大人の部 第2のコーナー)
合戦の部の開始(子供の部のコーナー)
王将戦の部
王将戦の部(決勝戦)
閉会式(結果発表及び表彰)
抽選会
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