平成26年度「加治木ゆずり葉学級」第4回「お手玉遊びのいろいろ」が9月25日9時30分から姶良市加治木支所多目的ホールで開催されました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されています。
開会挨拶の後の講師紹介では、講師の山本清洋氏は、鹿児島大学名誉教授で鹿児島お手玉の会会長をはじめ多くの役職と昔遊びなどについて書籍を出しておられるなどの話がありました。
講師からは、日本と世界の遊びについての考え方の違いや、お手玉の発祥は紀元前2000年のエジプトに始まり、日本には中国を経由して奈良時代に入ってきたことなど、お手玉の歴史と、両方の手を使うことにより、右手は左脳、左手は右脳を刺激して、前頭葉の血流が盛んになって判断力も向上し、後頭葉の記憶も向上することなど、お手玉の効用について説明がありました。
また、医学的には、うつ病の治療などに効果的なこと、ゲーム脳は、ゲームをやりすぎると、前頭葉の働きが衰えて、認知症と同じ症状になるが、治療にはお手玉が効果的なことなどの説明がありました。
各自にお手玉2個と輪ゴムのついたヨーヨー型お手玉1個が配られて、講師の指導で、お手玉の実習が始まりました。
1個だけ使用する簡単な型から少しずつ難しい型に入り、二人一組で行う型、輪になって行う型など、失敗しながら実習を行いましたが、参加した皆さんは熱心に取り組み、失敗したら笑いがでるなど、楽しみながら行っていました。
お手玉は腕の筋肉と共に膝を曲げてリズムをとるため、足の筋肉も使うため、軽いジョギングと同じ効果があるとの説明がありましたが、実習してみて、少し汗ばむ程度の運動量があり納得しました。
今回の説明と実習により、お手玉の効用を実感しましたので、日常生活に活かしていきたいと思っています。
今回の講習会の様子を写真で紹介します。
講師によるお手玉の効用等についての説明
お手玉の作り方等の説明
お手玉の実習開始
二人一組で行うお手玉
輪になって、隣の人に渡す実習
ヨーヨー型お手玉の実習
最後のまとめの話を聞く受講生
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