3月11日、姶良市姶良公民館において、第1回「あいら福祉まつり」が開催されましたので紹介します。
10時からのオープニング演奏は鹿児島学園 龍桜高等学校吹奏学部により、行進曲「ブラヴューラ」、文部省唱歌より「夕焼け小焼け」「ふるさと」、演歌「ど演歌エキスプレス」、行進曲「ハイデイックス 万歳」が演奏されましたが、特に「ど演歌エキスプレス」は15曲のナツメロのメロディの一部をつないで演奏されましたが、演奏技術の素晴らしさに感動しました。
姶良市社会福祉協議会長のあいさつで、昨年開催する予定が東日本大震災で中止になり、今回が姶良市が誕生して第1回目の「あいら福祉まつり」になったが、復興への思いを込めて開催した等の話がありました。
姶良市長の来賓祝辞で、東日本大震災発生直後に、姶良市からも消防職員と看護師を直ちに派遣すると共に市長も現地を訪問して実情を知り復旧応援に取り組んだ等の話がありました。
表彰式では「民生児童委員」「社会福祉施設の永年勤続者」「福祉団体役員」「ボランティア活動者」「ボランティア団体」が表彰されました。
「一般寄付者」「ボランティア活動者」「物品寄贈団体」に感謝状が贈られ、第2回姶良市福祉作文コンクール最優秀賞(代表者)3名と学校優秀賞「姶良市立 漆小学校」が表彰されました。
福祉作文発表では「おじいちゃん、元気でね」の表題で姶良市立西浦小学校4年生、「共に生きる」の表題で姶良市立重富中学校3年生、「介護実習を終えて決意したこと」の表題で鹿児島学園 龍桜高等学校1年生が夫々発表しましたが、いずれも素晴らしい内容でした。
ボランティア活動発表では、「一人一人の豊かな人間性や社会性の育成を目指したボランティア活動~へき地・小規模校のよさを生かした取組を通して~」の表題でボランティア協力校指定校 姶良市立 漆小学校の生徒が発表しました。
漆小学校は生徒数12名ですが青少年赤十字に登録、小動物の飼育、高齢者との福祉ふれいあい活動、朝の清掃ボランティア活動、敬老会への参加、米作り体験と販売から寄付までの体験、共同募金活動などをプロジェクターを使って生徒が交代で発表しましたが、素晴らしい発表内容で感動しました。
12時から昼食・休憩になりましたが、非常炊き出し用の熱に強いポリ袋「ハイゼックス」の袋にお米を入れて炊いた「非常食」と「だんご汁」の昼食を屋外の駐車場に設置された食事場所でいただきました。
昼食後は、子育(おやつ作り体験、キッズルームなど)、災害(救急体験、救援物資展示など)健康(健康測定・相談、おもちゃ病院など)、介護(福祉機器展示体験、疑似体験など)を見たり体験したりしましたが、特に健康測定の中の血管年齢測定や脳年齢測定などが印象に残りました。
12時45分からの午後のオープニングはアトラクションとして社会福祉施設「セルプあいら」の「どんぐり楽団」により、「旅立ちの日に」「世界が一つになるまで」の合唱がありましたが、2曲目の最後には全員が手をつないで歌ったのが印象に残りました。
講演は「笑って元気 笑いでやる気」の演題で講師はMBCタレントの猪俣睦彦氏でしたがプロフィールの紹介後、まず自身の健康維持のために、毎朝コップ3杯の水を飲み、大きな声で家族に挨拶してから、朝のウオーキングを60分~70分しているとのことでした。
話の内容は鹿児島弁の特徴と語源などを色々な事例で笑いを誘うように紹介したり、放送タレントとしての経験を事例を通して紹介し、笑いを誘っていました。私の印象に残ったのは、鹿児島弁でなければ、心が通じない場合もあるので、方言を次の世代に引き継いでいくべきだとの話でした。
また東日本大震災1年目のチャリティーイベントが鹿児島中央駅前のアミュプラザ広場で40人のタレントが集まって開かれるので、講演が終わったら参加するとのことでした。
最後の「おたのしみ抽選会」が始まる頃に東日本大震災が発生した14時46分になったので全員が起立して黙祷してから抽選を続けましたが、私は3等に当たり、非常災害用の懐中電灯、手回しの携帯電話充電器等が入ったバックをいただきました。
姶良市になって初めての「福祉まつり」で色々な角度から福祉について学ぶことができたので、参加してよかったと思っています。
会場入り口の看板
オープニング演奏「鹿児島学園 龍桜高等学校吹奏楽部」
表彰式
福祉作文発表
ボランティア活動発表「姶良市立 漆小学校」
昼食時間「非常食炊き出し」と「だんご汁」の配布
東日本大震災写真パネル「災害ボランティア活動風景」
アトラクション「セルプあいら」の「どんぐり楽団」の合唱
講演会「講師 猪俣睦彦氏」(左の女性は手話通訳)
お楽しみ抽選会
※写真をクリックすると拡大し左上の←をクリックすると戻ります