平成29年度「加治木ゆずり葉学級」の開講式及び講話が5月25日9時30分から、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で開催されました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されました。(加治木ゆずり葉学級には49名が参加)
開講式では姶良市社会教育課長補佐の挨拶の後に、高齢者学級について今年度計画の概要や、加治木ゆずり葉学級の進め方などの説明がありました。
講話は「明るく生きる」の表題で、講師:(前)鹿児島市中央公民館館長 中馬道則氏から約1時間にわたり、講話がありました。
講師は鹿児島県の教師として県内の学校で指導された後に、教育委員会、青少年自然の家、鹿児島市中央公民館館長などで学校教育及び社会教育に携わってこられ、豊富な経験を基にした事例をあげて参考になる話をしていただきましたので、その一部を紹介します。
●能力評価・・講師が小学3年生の時の通知表の持参して、当時の先生が書いた通知表の内容を紹介し、講師の当時の心境と共に話をされましたが、通知表はその時の評価であり、人はそれぞれ伸びる時期が異なる・・一喜一憂することなく、長期的な視点で判断することが大切だと感じました。
●性格の表現方法・・あわてんぼう→行動力がある。頑固→意志が強い。 のんき→小さいことにこだわらない。・・性格を表現する方法をマイナスの表現からプラスの表現に変える・・相手のプラス面に注目することが大切だと感じました。
●数字から見えてくるもの・・80、160、200、200、185、181の数字→小学1年~6年までに覚える漢字→80(1年生)・・・181(6年生)・・これだけの漢字を覚えることが求められている。・・これだけの漢字を覚えるのは大変だと感じました。
●基本が大切(例)・・①靴、スリッパの整理整頓 ②あいさつ ③早寝・早起き ④漢字の書き順・・基本を身に着けることは一生の宝だと感じました。
●夢を大切に(例)・・①教員採用試験に何回もチャレンジして採用された。②料理人への夢の実現・・夢に向かって努力することが大切だと感じました。
最後に、ギタレレを弾きながら「花も嵐も」の歌を熱唱して講演を終わりましたが、講師は若い時に、一時は音楽を志したこともある方で、講演の間に音楽を入れたりして、人生を明るく生きることを実践されていると感じました。
講話が終わってから、班ごとに話し合って班長、副班長を選出して、班長の中から学級長、副学級長、会計が互選され、年間学習計画について説明をうけた後に、学級長が閉会の挨拶をして全ての日程が終わり、アンケートを提出して散会しました。
来年2月22日までの間に8回の講座が計画されているので、できるだけ全ての講座に参加できるように努力したいと思っています。
開講式と講演の様子を写真で紹介し、資料をスキャンして添付します。
開会前の会場全景
開式のことば
社会教育課長あいさつ
講話の開始
講話の最後
講師へのお礼
班長が集まって話し合い
学級役員の紹介
事務局からの連絡
学級長あいさつ
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