10月25日(金)加治木史談会主催の現地研修は、さつま町永野、西郷菊次郎頌徳碑・永野金山精錬所跡・金山集落・ごまめ坑口・山ケ野金山集落・牧園麓の田原集落史跡めぐり等が行われました。
9時00分に姶良市役所加治木総合支所を貸切バスで出発して、バスの中で研修の概要について説明があり、さつま町永野にある西郷菊次郎頌徳碑に到着しました。そこでの説明の中で西郷菊次郎が京都市長等を歴任した後に永野金山の鉱業館長となった時に金山で働く工夫らの子弟教育に心を砕き、私費で武道館を建て、夜学校も開設するなど地域に貢献したことを知りました。
次に訪れた永野金山精錬所跡・金山集落・ごまめ坑口・山ケ野金山集落では解説を聞いたり説明文を見て、全盛期の様子を想像しながら、遺跡を見てまわりました。
横川駅で休憩して構内の柱に残っている機銃掃射の跡について話を聞いてから、牧園にある「霧島ふもと駅」で昼食をとり買い物もしました。
午後からは、牧園地区史跡・文化財・景観モデルロード実行委員会会長・事務局長の案内で、牧園麓の田原集落史跡巡りを行ことになりました。まず「霧島ふもと駅」のベランダで西南戦争時の西郷軍と官軍の戦いの戦跡について説明を受けてからバスで田原集落へ移動しました。
田原集落では島津源次郎忠直の墓・花林長春大姉の墓の前で、島津義弘公の甥と姪にあたる二人が、義弘公没後、当時禁制の一向宗の信徒であることから最後は悲しい結末になるまでを手作りの紙芝居で説明され感銘をうけました。
福永助十郎の墓の前では島津義弘公が朝鮮の昌原で虎退治をしたときに福永助十郎が活躍したこと、関ヶ原合戦の直前の伏見城の戦いで戦死したエピソートなどの説明がありました。
時間の関係で途中の中津川集落は車窓から眺め、和気神社を参拝して、帰りの車中では現地研修の感想を話し合い、ハーモニカの伴奏で歌を歌い、16時40分ごろ出発地の姶良市役所加治木総合支所に到着して解散しましたが、今回の現地研修は天候に恵まれ、現地での説明も充実していたので参加して良かったと思っています。
研修の様子を写真で紹介し資料をスキャンして添付します。
車中で日程及び小説「島津三国志」の説明をする会長
西郷菊次郎頌徳碑の説明
永野金山精錬所跡
永野金山精錬所跡への道
金山倶楽部跡
永野金山の説明
永野金山の坑道入り口
金山発見者(山師)の墓
山先役宅跡
山ケ野金山奉行所跡
横川駅構内の柱に残っている機銃掃射の跡
霧島ふもとの駅(昼食場所)
昼食前
牧園地区史跡・文化財・景観モデルロード実行委員会会長・事務局長の説明
島津源次郎忠直の墓
花林長春大姉の墓
手作り紙芝居
福永助十郎の墓
和気神社参拝
帰りの車の中で感想などを話し合う
「里の秋」を歌う
加治木支所に到着して解散
※写真をクリックすると拡大し2回クリックすると更に拡大します。左上の←をクリックすると戻ります