11月30日、散歩途中に加治木郷土館に立ち寄って【令和6年度加治木郷土館企画展「江戸の出版文化と源氏物語」】を見てきました。
この企画展は、加治木郷土館が所蔵する浮世絵を中心に江戸時代の出版文化と源氏物語を中心に展示されたものでした。
「其姿紫之写絵」は江戸時代後期に刊行された『修紫田舎源氏』の挿絵を浮世絵にしたもので、『修紫田舎源氏』は紫式部の『源氏物語』をアレンジした物語で、当時のベストセラーでとなり、その挿絵をもとに浮世絵が多く作られました。
館内の展示方法は、上段に平安時代の源氏物語に合わせた浮世絵・中段に江戸時代に庶民向けに書かれた、源氏物語の浮世絵に文字が入ったもの、下段に室町時代の風俗に合わせた源氏物語の浮世絵が展示されていました。
また、名山楼詩集版木・木村探元「龍の図」の展示もありました。
江戸時代の出版は版木を使って印刷するものですが、それを体験するコーナーが設置されていました。
浮世絵を見て源氏物語の一部が理解できるので、令和7年2月2日までに多くの人が見に行かれることをお勧めします。
館内は撮影禁止のため写真で紹介できませんが、もらった資料をスキャンして添付します。