8月30日、姶良市姶良公民館において、戦争体験を語る集い~戦争体験を語らずに死ねるか~が開催されました。私は自治会の回覧で知り、午前中は用事があったので午後からの部に参加しました。
会場は二つあり、それぞれの会場で展示と座談会が開催されましたが私は第1会場の14時~宮田晃一郎さんの座談会、第2二会場の15時30分~坂上多計二さんの座談会に出席しましたので一部を紹介します。
【第1会場】宮田晃一郎さんの座談会・・満州・新京(現在・長春)で幼少期を過ごし、ソ連参戦から避難するため、満州を南下、平譲駅(現・ピヨンヤン)で下車、日本人社宅に分宿。8月15日ラジオで終戦の詔勅を聴く。
ソ連支配の平譲で栄養失調と不衛生に苦しみ伝染病で弟をなくす。1946年6月に南下。3週間後に博多港から上陸した際に、同行した90人中30人が死亡。
終戦前後の満州引揚げ者の体験談を聞いて、同じく満州引揚体験をした私としては私以上に悲惨な状況に遭遇した体験談に、戦争の理不尽さを改めて考える機会になりました。
【第2会場】坂上多計二さんの座談会・・父親赴任先の台湾で1925年出生(現・95歳)農業学校へ進学し、フィリッピン・ミンダナオ島での営農指導に従事。その後陸軍に入隊。軍の命令で営農指導を続けるが、戦況悪化しジャングルに入り、飢餓に苦しむ・・飢餓に伴う悲惨な状況の体験談に、改めて戦争の理不尽さを感じると共に、今後も平和を継続するために、国民として何をするべきかを改めて問われていると感じました。
【展示】第1会場と第2会場に分かれて展示された作品は、1945年8月11日の加治木空襲を描いた戦争画「米軍空襲下の我が町の様子」。徳之島での特攻機墜落を描いた「珊瑚に散った特攻隊長」。外地の戦場やシベリア抑留の体験者が描いた絵画。戦場体験談のパネルや写真。当時の軍服や軍装品などがありました。
会場の様子を写真で紹介し、資料の一部をスキャンして添付します。
ポスター
会場受付
会場案内
第1会場全景
第1会場・・座談会開始
第2会場全景
第2会場・・座談会開始
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