母の歩行が自立って診断されているのですが(不服申請準備中)
家の中の平らな場所だけで
例えば下り坂とか
階段とか
傾斜とか
滑りやすい敷石やグレーチングとか
そういう苦手な場所もあるし
右耳が聞こえないので右からすっと追い抜かれるのが怖いらしい。
エスカレーターの左に寄って右開けるってやつ。
あれが怖くて人に怒鳴られたこともあるらしくて
エスカレーターがあっても駅にはいかなくなりました。
身体のバランスはとても取りにくくて
ふと振り返るとひっくり返りそうになったりするので
自転車のベルも怖いそうです。
杖を蹴られたこともあるって(辻堂ってひでえなw)
はっきり苦手だとか怖いとかプライドが邪魔してなかなか言わないので
数年前に下りエスカレーターに「大丈夫」と乗ったことがあります。
自分が先に降りてふと気が付いたら母が止まってる!
後ろに人が並んで困惑してる!
んで、私はものすごい勢いで下りエスカレーターを駆け上り
母の手をつかんでよいしょっと引っ張り
なんとか一緒に降りました。
どこでやらかしたかは覚えてないんですが
困惑と恐怖で固まった母の顔は覚えています。
まだ80代になったばかりのころです。
それ以来、下りエスカレーターで困惑した風の人を見かけると
「一緒に乗りましょうか?」と声をかけるようになりました。
だんだん普通の暮らしができなくなっていく。当たり前のことです。
街の中は平らで広々として誰もぶつかってこない。
そんな場所ばかりではないどころか
危険が満ち満ちているから外に出なくなるんでしょうが。
あ、危険が認知できるからまだマシなのね~~