にゃび姐さん、踊ります!

着物・猫・郡上踊りと白鳥踊り。時々韓国にすっ飛びます。韓国語の勉強はいつ再開できるの?と悩みつつ実家の母をフォロー中。

大雪で高圧鉄塔が倒れたあの日・・・

2011-03-23 21:56:27 | 徒然日記

1986年3月23日のことでありました。

実家に遊びに行った私ら一家4人、姉の一家5人
何で行ったのか忘れてしまいましたが
午後から雪がひどくなり、交通の乱れもあって
確かヤマハ音楽教室の関連コンサートにお断りを入れて
大人数で夕方を過ぎ・・・突然雷のような大きな音と共に停電しました。

その日は海老名に住むおじさんが「天才!たけしの元気が出るTV」に
赤穂浪士役で出演するのを見るのを楽しみにしていたのに停電。

電話も通じず、なんでいきなり停電になったのかわからずじまい。
姉たちは翌日車で静岡へ帰り
私たちはまず父ちゃんが歩いて(電車が止まっていたので)湘南ライフタウンから藤沢の県営団地まで・・・

実家の近所の川魚料理屋さんが自宅の井戸水をお得意さんに分けてくれるというので手伝いに行ったり
ガスは通じていたかも知れませんが暖房が無くて寒く

電気が復旧して初めて知ったのは
相模川を渡る送電線を支える高圧鉄塔が
お彼岸の湿った雪が電線に付着して重くなったところを強風で揺すられて
なんと倒れてしまった!という衝撃的なニュースでした。

今日、計画停電になっている我が家に帰る道すがら雪が降ってきたので
大きな、自然の力に人間が勝てなかったあの時のことを思い出していたのです。

おりしもその年の4月26日はチェルノブイリ原発事故。
実家の建前でお餅を撒いている最中のことでした。

あれから25年。
我が家の教訓は「熱源は分散して用意する」です。

あの頃「守らなくっちゃ!」と必死になった子どもたちは大人になり
私を守ってくれるようになりました。


私は今でも「大自然の力の前に謙虚にならねばいけない」と思いながら生きてます。
原発は、25年たった今でも制御しきれない「困ったちゃん」のままではないですか。


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