髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

初級者が語るアウトドア入門(番外編)

2021年02月23日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

ルールその1
出来る限り、到着した時の状態に戻してから、その場を去る

ルールその2
ゴミに限らず、自分が持ってきたものは全て持ち帰る

ルールその3

察知できる危険は回避するべし!

今回は、栃木県で発生した山火事に関しての記事をお伝えします。

2月21日に発生した、栃木県の山火事は、依然燃え続けているらしい。

発生した原因は明らかではないが、もしこれが「アウトドア関連」の物だとしたら、とても恐ろしいことだと思う。

前に「コンロ」のところで話をしたが、「火を起こす事」よりも「火の始末をする事」の方が大事である。

本来、今日は「調理道具:その2」の記事をだすつもりだったのだが、山火事のニュースを聞いて、ふと頭をよぎったのが、「火の始末」だったので、急遽話題を変える事にした。

冬のキャンプで、どうしても必要になるのが「暖」である。

最近では、灯油を利用するストーブや、ガスを利用するストーブが販売されているが、キャンプで一般的なのは「焚き火」だろう。

薪に火を点け、燃え上がる炎で暖を取る。

もちろん、それが悪いとは言わないし、キャンプではそれが醍醐味の一つだ。

ところが、火の始末を間違えると、大きな災害になりかねない。

以前、このブログでは、砂浜で実際にあった事故について書いた。

僕は海沿い以外で、アウトドアを楽しむ事は無いので詳しいことは判らないが、山の中で冬のアウトドアを楽しむ人もいるだろう。

実際に、芸能人が「冬のキャンプの楽しみ方」をテレビで語っている番組を見た事がある。

焚き火を前にして、暖を取りながら料理をしたりする姿は、本当に楽しそうである。

しかしながら、ほとんどの番組は「楽しそうな姿」だけで終わってしまう…

火の起こし方も、ライターを使う簡単なものから、火花を散らすツールを使って種火を作る本格的なものまで、色んな方法を紹介してくれる。

ところが、その後の「火の始末の方法」を紹介してくれる番組は少ないのである…

道具が進化して、テントは一人で簡単に建てられるようになった。

寝袋も進化して、冬のテントの中で凍えることなく眠れるようになった。

以前は慣れた人しか脚を踏み込めなかった、「冬キャンプ」

今では、道具を揃えれば、誰でも楽しめる趣味になった。

それはそれで、良い事だと思うのだが、楽しんだ後の処理が出来ない人が多いのも事実だ。

ゴミの処理が出来ない人が多いのだが、誤解をしないで聞いて欲しい。

ゴミはまだマシな方、他人の命を奪う事は少ないからだ。

ところが、火の始末を間違えると、他人の命や財産を奪う事になる。

僕が焚き火用のコンロを使うのは、出来る限り地面に灰や燃えカスを残さないようにする為だ。

灰は水をかけて、練り物状にして持ち帰り、燃えカスは「火消し壺」に入れて持ち帰る。

これはアウトドアを楽しむ上で、最低限のマナー(いや、ルール)なのだ。

他人の庭で遊ばせてもらっている以上、迷惑だけはかけてはならない。

民家が傍にあるにもかかわらず、夜中に大騒ぎをしたりするなど、以ての外だ。

自分がされて困る事、嫌な事を、絶対にしてはならないのである。

アウトドアを勧める記事を載せている以上、これだけは言わなければならないと思い、今回は特別編として、厳しい口調で言わせてもらいました。

山火事が早く鎮火し、非難されている方々に被害が及ばぬよう、心よりお祈り申し上げます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿