最近、寒い日が続いてますね。
関東地方平野部でも、氷点下を記録する日が出ました。
氷点下になっても、路面が凍る事は滅多にない、関東地方都心部ですが、条件が重なると、氷点下じゃなくても路面が凍結する事があります。
ちょっと、タイヤについて、免許歴40年の、それなりに危ない事も経験したドライバーから言わせてもらいます。
まず、タイヤには3種類あることを認識してください。
①サマータイヤ
②スタッドレスタイヤ
③オールシーズンタイヤ
僕が若い頃には、③オールシーズンタイヤなるものはありませんでした。
さて、それぞれに特徴を挙げてみると、
①サマータイヤ
乾燥路面、または濡れている路面では、グリップ性能は優れている。
しかしながら、凍結路面や積雪路面でのグリップは無いに等しい。
②スタッドレスタイヤ
凍結路面、または積雪路面で、ある程度のグリップをしてくれる。
しかしながら、乾燥路面や濡れている路面では、サマータイヤに劣る。
③オールシーズンタイヤ
乾燥路面、濡れた路面、積雪路面では普通に走れる。
しかしながら、凍結路面ではほとんど仕事をしてくれない。
簡単に言うと、こんなもんだと思います。
まず、言っておきたいのは
雪が積もった、または凍結した路面では、サマータイヤで走る事が出来ない。
という事です。
これ、法律でも、そうなってます。
仮に積雪した路面をサマータイヤで走行中に事故を起こした場合、過失責任が大きくなることを覚悟してください。
で、僕が思う、関東地方の平野部にお住いのドライバーにとって、一番適切なタイヤを選ぶとしたら
雪が降る可能性がある場合、または降っている場合は運転しません。
という方には、「サマータイヤ+チェーン」をお勧めします。
理由は、雪道、凍結路面の際には運転しないのですから、基本的にサマータイヤだけで大丈夫ですが、何かの理由により運転せざるを得なくなった場合に、チェーンを巻いて走れば、安全に走行できるからです。
チェーンを巻くのは面倒ですが、「これくらいなら大丈夫」が一番危険ですので、必ずチェーンを装着して運転するようにしてください。
通勤等、日常的に運転をしているが、雪が降ったら乗らない
という方には、「オールシーズンタイヤ+チェーン」をお勧めします。
オールシーズンタイヤは、積雪路面には有効的なタイヤです。
よって、雪の降り始めや、積もり始めには、しっかりと役に立ってくれます。
雪が降った翌日、車は出さないというのであれば、降雪時の路面には役立ちますので、出先から自宅までは安全に帰ってこれると思います。
翌日、出勤に使う場合は、おそらく凍結路面が予想されるので、チェーンを巻いてから出るか、チェーンの携行をお願いします。
雪が降ろうと、凍っていようと、とにかく乗る時は乗る
という方は、「スタッドレスタイヤ」一択になります。
雪が深い場所に行く時は、更にチェーンの携行をお願いします。
いずれの場合も、「急」のつく運転行為は禁物です。
スタッドレスタイヤであっても、滑る時は滑ります。
スピードの出し過ぎや、急ハンドル、急ブレーキなど、いわゆる「雨の日の危険」(晴れの日でも危険ですけどね)と言われる行為は、平気で滑りますのでご注意ください。
それから、4WD、いわゆる「四輪駆動」の車に乗っている方で、大きな勘違いをされている方が多くいらっしゃいます。
確かに四輪駆動車は、悪路に強いのは確かです。
しかしながら、それは「タイヤのグリップがしっかりと確保できる」という場面においての話であり、凍った路面の上で、グリップが0に等しいサマータイヤで走行していたら、四輪駆動の意味がありません。
仮に泥道で、一つのタイヤがぬかるみにはまってしまったとしましょう。
二輪駆動だと、駆動輪の一つがぬかるみにはまってしまったら、残った一つのタイヤで抜け出すための駆動力を得なければなりません。
しかしながら、四輪駆動の場合、一つがはまっても、残る三つのタイヤで抜け出すための駆動力を得る事が出来ます。
そういう観点から、「四駆は悪路に強い」という事が言えるのです。
雪道や凍結路面で、4輪のグリップが効かない状態では、四輪駆動の意味がなくなるという事になります。
また、四輪駆動車は同じ車種の二輪駆動車に比べると、部品が多くなる分重くなります。
重くなったら、制動距離が延びます。
つまり、発進時や加速時は、四輪駆動車の方が有利ですが、停止する時は、その重さが災いして不利になるのです。
フットブレーキをかける時、四輪駆動車も、二輪駆動車も、四輪にブレーキをかけるというのは同じです。
重い分、四輪駆動車が不利になるのは、当たり前の事です。
四輪駆動車にお乗りの方は、今一度「四輪駆動車の特性」というものを、しっかりと認識してください。
雪道や凍結路面において、走れなくなったら、止まっていれば、「迷惑にこそなれ、事故を起こす可能性は低い」ということになりますが、止まれなくなったら、大きな事故を引き起こすことになる確率が、思っている以上に大きくなる事を、今一度肝に銘じて欲しいと思います。
「雪が降る可能性のある地域(おそらく日本全国)」で運転する以上、最低限チェーンは持っておいた方がいいと思います。
みなさん、使いもしない「自動車保険」には高いお金を使ってますよね?
チェーンは安い物なら1万円以下での品物がいっぱいあります。
しかも、一回買っておけば、タイヤサイズが変わらない限り、保管しておけるものです。
毎月の支払いや、更新等は必要ありません。
そう思えば、「安い保険料」だと思えませんか?
是非とも「自動車の冬装備」について、しっかりと考えて欲しいと思います。
それでは今日もこの辺で…
おやすみなさい。
関東地方平野部でも、氷点下を記録する日が出ました。
氷点下になっても、路面が凍る事は滅多にない、関東地方都心部ですが、条件が重なると、氷点下じゃなくても路面が凍結する事があります。
ちょっと、タイヤについて、免許歴40年の、それなりに危ない事も経験したドライバーから言わせてもらいます。
まず、タイヤには3種類あることを認識してください。
①サマータイヤ
②スタッドレスタイヤ
③オールシーズンタイヤ
僕が若い頃には、③オールシーズンタイヤなるものはありませんでした。
さて、それぞれに特徴を挙げてみると、
①サマータイヤ
乾燥路面、または濡れている路面では、グリップ性能は優れている。
しかしながら、凍結路面や積雪路面でのグリップは無いに等しい。
②スタッドレスタイヤ
凍結路面、または積雪路面で、ある程度のグリップをしてくれる。
しかしながら、乾燥路面や濡れている路面では、サマータイヤに劣る。
③オールシーズンタイヤ
乾燥路面、濡れた路面、積雪路面では普通に走れる。
しかしながら、凍結路面ではほとんど仕事をしてくれない。
簡単に言うと、こんなもんだと思います。
まず、言っておきたいのは
雪が積もった、または凍結した路面では、サマータイヤで走る事が出来ない。
という事です。
これ、法律でも、そうなってます。
仮に積雪した路面をサマータイヤで走行中に事故を起こした場合、過失責任が大きくなることを覚悟してください。
で、僕が思う、関東地方の平野部にお住いのドライバーにとって、一番適切なタイヤを選ぶとしたら
雪が降る可能性がある場合、または降っている場合は運転しません。
という方には、「サマータイヤ+チェーン」をお勧めします。
理由は、雪道、凍結路面の際には運転しないのですから、基本的にサマータイヤだけで大丈夫ですが、何かの理由により運転せざるを得なくなった場合に、チェーンを巻いて走れば、安全に走行できるからです。
チェーンを巻くのは面倒ですが、「これくらいなら大丈夫」が一番危険ですので、必ずチェーンを装着して運転するようにしてください。
通勤等、日常的に運転をしているが、雪が降ったら乗らない
という方には、「オールシーズンタイヤ+チェーン」をお勧めします。
オールシーズンタイヤは、積雪路面には有効的なタイヤです。
よって、雪の降り始めや、積もり始めには、しっかりと役に立ってくれます。
雪が降った翌日、車は出さないというのであれば、降雪時の路面には役立ちますので、出先から自宅までは安全に帰ってこれると思います。
翌日、出勤に使う場合は、おそらく凍結路面が予想されるので、チェーンを巻いてから出るか、チェーンの携行をお願いします。
雪が降ろうと、凍っていようと、とにかく乗る時は乗る
という方は、「スタッドレスタイヤ」一択になります。
雪が深い場所に行く時は、更にチェーンの携行をお願いします。
いずれの場合も、「急」のつく運転行為は禁物です。
スタッドレスタイヤであっても、滑る時は滑ります。
スピードの出し過ぎや、急ハンドル、急ブレーキなど、いわゆる「雨の日の危険」(晴れの日でも危険ですけどね)と言われる行為は、平気で滑りますのでご注意ください。
それから、4WD、いわゆる「四輪駆動」の車に乗っている方で、大きな勘違いをされている方が多くいらっしゃいます。
確かに四輪駆動車は、悪路に強いのは確かです。
しかしながら、それは「タイヤのグリップがしっかりと確保できる」という場面においての話であり、凍った路面の上で、グリップが0に等しいサマータイヤで走行していたら、四輪駆動の意味がありません。
仮に泥道で、一つのタイヤがぬかるみにはまってしまったとしましょう。
二輪駆動だと、駆動輪の一つがぬかるみにはまってしまったら、残った一つのタイヤで抜け出すための駆動力を得なければなりません。
しかしながら、四輪駆動の場合、一つがはまっても、残る三つのタイヤで抜け出すための駆動力を得る事が出来ます。
そういう観点から、「四駆は悪路に強い」という事が言えるのです。
雪道や凍結路面で、4輪のグリップが効かない状態では、四輪駆動の意味がなくなるという事になります。
また、四輪駆動車は同じ車種の二輪駆動車に比べると、部品が多くなる分重くなります。
重くなったら、制動距離が延びます。
つまり、発進時や加速時は、四輪駆動車の方が有利ですが、停止する時は、その重さが災いして不利になるのです。
フットブレーキをかける時、四輪駆動車も、二輪駆動車も、四輪にブレーキをかけるというのは同じです。
重い分、四輪駆動車が不利になるのは、当たり前の事です。
四輪駆動車にお乗りの方は、今一度「四輪駆動車の特性」というものを、しっかりと認識してください。
雪道や凍結路面において、走れなくなったら、止まっていれば、「迷惑にこそなれ、事故を起こす可能性は低い」ということになりますが、止まれなくなったら、大きな事故を引き起こすことになる確率が、思っている以上に大きくなる事を、今一度肝に銘じて欲しいと思います。
「雪が降る可能性のある地域(おそらく日本全国)」で運転する以上、最低限チェーンは持っておいた方がいいと思います。
みなさん、使いもしない「自動車保険」には高いお金を使ってますよね?
チェーンは安い物なら1万円以下での品物がいっぱいあります。
しかも、一回買っておけば、タイヤサイズが変わらない限り、保管しておけるものです。
毎月の支払いや、更新等は必要ありません。
そう思えば、「安い保険料」だと思えませんか?
是非とも「自動車の冬装備」について、しっかりと考えて欲しいと思います。
それでは今日もこの辺で…
おやすみなさい。
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