髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
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~祝~優勝~祝~

2021年02月20日 | 徒然草
女子テニスプレイヤー、大坂なおみさんが、今年の全豪オープンを制覇した!

危なげなく、セットカウント2-0で完勝だった。

と見ている方は簡単に言うのだが、やっている方は必死だったと思う。

そりゃ、世界4大タイトルの一つだから、決勝まで進んできた相手だって、楽をして勝てる相手ではない。

僕も学生時代にテニスの経験がある。

あるって言ったって、サークル活動程度のものだ。

初めてテニスに出会った時、それまで野球で育ってきた僕は

「こんなにでっかいラケットで打つんだから、誰でも出来るじゃん…」

と思ったのだが、確かにボールにラケットを当てる事は簡単に出来るのだが、コートの中にボールを落とす事が難しい…

軽く打てば重力を利用して、球をコートに落とす事は出来るのだが、それでは面白くもなんともない。

いかに強く打ち込んで、相手コートに落とすかが、テニスの基本だ。

それに加えて、相手のラケットが届かないコースへ打ち込めれば、試合に勝てるのだ。

打点を高くすれば、直線軌道に近い球が打てるのだが、そうそううまくいかない…

トップスピンやスライススピンを駆使して、自分が有利な打点で打てるチャンスを待つ。

そうやって、テニスを覚えていった頃、「東レパンパシフックトーナメント」という、女子トーナメントの試合を見る機会を得た。

当時はテニスアイドル全盛期。

カーリン・バセット(当時の僕の一番のお気に入り)
リサ・ボンダー
マニュエラ・マレーバ
ガブリエラ・サバティーニ

といった、容姿端麗・美少女プレイヤーがテニスブームを牽引していた。

この4人が頂点を争うトーナメントだったのだが、当時は女王として、マルチナ・ナブラチロワが君臨していた時代でもあった。

先の4人に比べると、ナブラチロワは筋骨隆々といったプレイヤー

その強さは、圧倒的だった。

そのナブラチロワに比べたら、華奢で、可愛らしい女の子たちだった、テニスアイドル達

「こいつらが相手なら、勝てないまでもいい勝負ができそうだよな~」

なんて事を、友達同士で言い合ったりしていた。

ところが、実際に彼女たちを見て驚いた…

背は高いし(一番小さいバセットでも168㎝)、それなりに筋肉がついてるし、走っている時のふくらはぎの筋肉なんて、凄いなんてもんじゃなかった…

テレビで見てると、然程でもない打球のスピードも、実施に見ると大違い…

しかも、その打球に追い付く脚の速さも凄かった。

試合を見た帰り道

「あいつらで、あんな身体してるんだから、ナブラチロワってどんだけだよ!」

なんて事を言っていたような記憶もある。

やっぱりプロの世界は凄いんだ…

大坂なおみさんなんて、テレビで見ていても、しっかりとした身体をしている。

テレビで見ていても、サービスのスピードは凄い…

世界の頂点に辿り着くまでに、どれだけの努力をしてきたんだろう…

「人に勝つためには、人の倍、練習をしろ」

と言われていた僕らの時代

世界一のプレイヤーの練習って、どんなものなんだろう…

凡人の僕には想像もつかない…

今は素直に大坂なおみさんに敬意を表し、偉大な功績の瞬間を見せてもらえたことに感謝したい。

「大阪なおみさん、おめでとう! そして、ありがとう!」

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