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ルヴォル大使は、専属ソムリエのラプリュイにシートを手渡しながら、
「これを使ってワイン会の後、シャガールとピカソのラベルを剥がしてほしいのです。」
「承知しました。」
「プレイベートワイン会の記念として、記録と共に残しておきたいのだ!」
翌日、ルヴォル大使のプライベートワイン会が、大使館のパーティールームで
開催された。
プライベートワイン会に招待された和音は、ルヴォル大使に挨拶をした。
「今夜は、ワイン会にお招き頂き、光栄です。」
「いや、こちらこそ和音さんに来て頂き感謝しています。」
そして、ルヴォル大使は、隣に立っているシュヴァリエを紹介しようとした。
「和さん、あっ失礼! 『和さん』と愛称で呼んでもいいかね?」
「ええ、もちろん。」
「和さん、紹介させてください」
和音は、ルヴォル大使の横に立っている若者に視線を移した。
「こちらは、シュヴァリエです。フランス新人最優秀ソムリエコンクールの優勝者で
30年に一人の天才だとうわさされています。」
「名前は、お聞きしています。フランスの知人が『すごいソムリエが現れた』と
言っていましたよ!」
シュヴァリエが想像していたよりも和音の背は高かった。
「初めまして、シュヴァリエです。」
ルヴォル大使は、専属ソムリエのラプリュイにシートを手渡しながら、
「これを使ってワイン会の後、シャガールとピカソのラベルを剥がしてほしいのです。」
「承知しました。」
「プレイベートワイン会の記念として、記録と共に残しておきたいのだ!」
翌日、ルヴォル大使のプライベートワイン会が、大使館のパーティールームで
開催された。
プライベートワイン会に招待された和音は、ルヴォル大使に挨拶をした。
「今夜は、ワイン会にお招き頂き、光栄です。」
「いや、こちらこそ和音さんに来て頂き感謝しています。」
そして、ルヴォル大使は、隣に立っているシュヴァリエを紹介しようとした。
「和さん、あっ失礼! 『和さん』と愛称で呼んでもいいかね?」
「ええ、もちろん。」
「和さん、紹介させてください」
和音は、ルヴォル大使の横に立っている若者に視線を移した。
「こちらは、シュヴァリエです。フランス新人最優秀ソムリエコンクールの優勝者で
30年に一人の天才だとうわさされています。」
「名前は、お聞きしています。フランスの知人が『すごいソムリエが現れた』と
言っていましたよ!」
シュヴァリエが想像していたよりも和音の背は高かった。
「初めまして、シュヴァリエです。」