5月の連休に郷里に帰る用事があり一人で帰省しました。実家での用事を済ませ、半日ほど時間が取れたので車で妻木晩田遺跡に行ってみました。この場所は初めて訪れました。
いつも帰省する夏では陽射しを遮るものが何もない広い遺跡跡です。とても訪れる気にはなりません。
この写真を撮ったときもかなり暑いと感じたものです。
遺跡跡ですから住居の柱の跡などが点在していました。そして高台の外れに行ったときこの光景に出会いました。当時の住居を復元したものでしょう、さりげなく飾り無く建てられていました。
弥生時代の風景はどうだったのでしょうか。木々が生い茂って海が見えていたかどうか分かりません。
しかし、西の方に沈む太陽は見えていたと思います。
高床式の住居までは足を運びませんでした。しばらくこの撮影場所にたたずんで日本海である中海を見ていました。
自分の実家はこの写真の中では左上の方です。自分の生まれた大地が確かにあります。
時間は止まることはなく、空間も絶えず変化しているのでしょう。思考はタイムマシンのごとく古代に遡ったり、果ては未来の光景を想像したりしてしまいます。しかし、写真は止まった時を写し取ります。
一年を振り返って写真を目にした時、ふと当時の記憶とその情景がよみがえります。
人生のレコーダーと言えるでしょう。
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