出津農楽舎の日々 

〜種を植えると、芽が出るのが不思議でたまらない〜
長崎市 世界遺産の出津集落で始まる農楽舎でのあれやこれ☺️

くどを作りました

2022年11月13日 | 農楽舎

Instagramでの投稿が主になっていまして、ブログはどうしても後回し・・・

さてさて、いろいろあって、いろいろありすぎて、とてもこれまでのことは書ききれません。

すいません・・・

農楽舎にとって、今後とても大事になる「くど」ができたこと、書きますね。

8月の後半、まだ暑い夏の終わり・・・

杉山さんは、土を掘り出しました。

石を並べて、枠を作って、セメントを流し込んで・・・

基礎が出来上がりました

基礎の上に、結晶片岩をひきつめて・・・

石を組んで行きます

石組みの材料は、赤土、石灰、セメント

屋根の骨組みを作っていきます

屋根の傾斜はこれくらいでいいかな・・・

かけやで、打ち込んで行きます。くどの棟上げ式です!!

次は、内部工事に入ります

かまどの基礎工事です。石を引き詰めた後、コンクリートを流し込んで行きます

あっという間に、こんな形になりました

次は、煙突作り

三つのかまどに、一つの煙突は難しかったので、二つの煙突にすることにしました。

左側の二つのかまどが、内部で、一つの煙突につながっています

ようやく火が入りました

いい感じに湯が湧いてきましたよ!!!

ちゃんと煙突からは、煙が出ています!!大成功!!!

早速かんころを作りましょう!!

あれ!!もうヒビが・・・

まっ いいか!!

ちょうどいいところに友人たちが来てくれて、みんなで茹で茹で上がったサツマイモを干しました

ここから新しいかんころ餅の物語が始まります


外海出津集落のシバヤギが、長崎大学附属小学校に出張中〜〜

2021年11月20日 | シバヤギ

長崎市外海出津地区のシバヤギが二頭、長崎大学附属小学校へお出かけです!

3年生の学習の一環として、シバヤギを育てることになったそうです。

子供たちと一緒にシバヤギのことを勉強しながら、ヤギを育ててみようと、わざわざ休日にヤギを受け取りに、先生が2人やってきました。大人しいメスヤギと、まだ小さな赤ちゃんのメスヤギをお貸ししました。

シバヤギは、とても優しく、可愛がれば可愛がるほど、人にも慣れるので、きっと、子供たちといい友達になることと思います。

コロナの影響で、子供たちは、人との触れ合いや、実体験に飢えています。ヤギを育て、触れ合うことで、きっと素晴らしい経験ができることと思います。

子供たちに向けて、飼い主の杉山さんが、ビデオメッセージを送りました。

シバヤギと、いい時間を過ごしてくださいね。

 


一に芋掘り、二に芋掘り、三も四も芋掘り・・・

2021年11月18日 | 農楽舎

出津農楽舎の店舗づくりに追われていたら、

畑の芋は、イノシシに毎日やられていて・・・

こうしてはいられないと、

一に芋掘り、二に芋掘り、三も四も芋掘り・・・


外海の出津農楽舎 カフェオープンは1月16日!!

2021年11月18日 | 農楽舎

みなさま、こんにちは。

外海出津集落に、かんころ餅の加工所とカフェをつくっています。

12月にカフェをオープンさせようと、頑張っているところなのですが、1月に延期します!!

畑のサツマイモが猪にやられていて、猪と競争して芋掘りをしなくてはならなかったり・・・

思いの外、店舗の漆喰塗りが大変であったり・・・

かんころ餅を作り始めると、なかなか店舗の準備ができなかったり・・・

もう理由はいっぱい!!

歳を取ると、無理もきかず・・・

慌てないことにして・・・

年末年始があるので、少し落ち着いた頃、カフェのオープンを1月16日の日曜日にします。

この日は、楽しい1日にしたいと想いを巡らせています。

どうぞ、今から予定に入れておいてくださいね。

 

 


あっという間に11月・・・

2021年11月08日 | 農楽舎

10月7日に棟上げをして・・・

辻精米の辻さんの大きな餅つき機をクレーン車で店内に入れました。

10月末に大工工事が終わり・・・

玄関の扉が、こんなに素敵に!

無限工房の田中悦子さんの素敵なステンドグラス。外海の海と夕陽と白いヤギ。

菓子製造加工所は、餅屋さんと・・・

喫茶・飲食用に。

辻精米の辻さんに、かんころ餅の作り方を教わり・・・

初めての本格的なかんころ餅を外海文化市で売りました。

まだまだ外回りはこれから・・・

ひとつひとつ石を積んで、コツコツと作っています。

神浦の松岡さんがとても素敵なお店の看板を作ってくださいました。

それを川上さんの力を借りて、店舗の正面に取り付けて・・・

店舗の漆喰を塗るときには、こんなに強力な助っ人が!!

こうして、たくさんの方に支えられ、力をいただき、出津農楽舎、出来上がりつつあります

まだまだ店舗の中は、ごった返して、どうなることか途方に暮れていますが、まあ、来月くらいには、なんとかなっていることでしょう!!

どうぞ、みなさん、これからもよろしくお願いします。

 


農楽舎 来週は棟上げです!

2021年09月27日 | 農楽舎

さて、大変久しぶりの投稿です。

あれからいろいろありました。

建物を建てる奥の土地に、まずビニールハウスを建てました。

ここで、サツマイモの苗を育てたり、レタスなどの葉っぱを育てていきます。

そして、設計士さんと、何度も相談して・・・

大工さんと、何度も相談して・・・

限られた予算の中で、できることを探って・・・

いよいよ、ここまできました。

そして来週は、棟上げです。

後ひと月で、ここに農楽舎が建つんです。

ドキドキします。

農薬に頼らない野菜作り、

昔ながらの製造過程を大切にしたかんころ餅、

自家栽培の野菜を使ったお菓子、

地元の方も観光の方もゆっくり寛げるような喫茶コーナー、

地元の方や知人たちによる丁寧な手作りの品々、

たまにはコンサートを開いたり、

グリーンツーリズムの体験もできるような、

人と人を結ぶような場所になったらいいな、

出津農楽舎

 

 

 

 

 


農楽舎 はじまりの一歩② 農楽舎って?

2021年07月22日 | 農楽舎

「かんころやかんころ餅を昔ながらの製法で作る加工所が作りたい」(農楽舎 はじまりの一歩①  なぜかんころ餅?)ということのほかに、やりたいことはまだありました。

私たちも、そろそろ人生の着地点を意識する年頃となっていますし

まず、新しく造る加工所に『出津農楽舎』と名付けました。皆さん、出津(しつ)って、知ってますか? 「国道202号線沿いの、遠藤周作記念館があって、ほら、道の駅の夕陽ヶ丘そとめがあるとこさ・・・」というと、「ああ、あそこね」とわかってくれるのですが、出津(しつ)、単独では、なかなか知られていない地域であるのが現実です。出津集落は、世界遺産にも登録され、集落は石積み集落景観として国の重要文化的景観に選ばれている。なのに、なぜか、知名度が低いんです。出津集落が今なお静かにひっそりとしているのは、隠れキリシタンの長い歴史によるものかもしれません。でも、このままでは、この美しい集落が、限界集落となり、消えていってしまうかもしれない・・・。そんな危機感もあり、「出津」というこの美しい集落の名前を使わせていただくことにしました。「農楽舎」は、農を中心に、楽しい場所にしていきたいという想いから名付けました。

では、この「出津農楽舎」で何をしていきたいか・・・。まだまだ夢ですが

①安全で安心な農作物を生産し販売する・・・無農薬、合鴨農法、シバヤギによる除草。サツマイモ、小麦、米、もち米を中心に、いろいろな野菜

②ここで作った農作物で、美味しいものを製造し販売する・・・サツマイモ、小麦、米、卵などを原料とするお菓子

③喫茶コーナー・・・出津で生まれたいろいろな物や情報を置き、出津を訪れた人が気軽に立ち寄れる場所にしたい。お菓子とコーヒーを楽しみながら、ゆっくりしていってもらえる場所になったらいいな

④農家の手仕事を体験できる場所にする・・・かんころやかんころ餅作りの体験だけでなく、農作業体験(昔の農機具もたくさんあるし)、ところてんや蒟蒻作りだって・・・

⑤シバヤギの普及やレンタル・・・『日本在来種「シバヤギ」は、長崎西海岸や近くの島々で、肉用、糞堆肥用として古くから飼養され、禁教時代には外海地区など潜伏キリシタン集落で飼育されていたようです。』(NPO夕陽が丘そとめホームページより抜粋) 。昔はたくさん出津地区で飼われていたシバヤギは、今ではすっかり減ってきてしまいました。人に懐くし、可愛いし、雑草は食べてくれるし、そして食べると美味しいシバヤギ。最近、少しずつ人気が出てきています。


・・・こんなことをしていきたいなあ・・・という夢から始まった農楽舎

つづく

 

 


農楽舎 はじまりの一歩① なぜかんころ餅?

2021年07月20日 | 農楽舎

「かんころ餅」。今では、五島のかんころ餅が大変有名ですが、実は、隠れキリシタンの時代、外海地域のキリシタンが五島に渡る時、かんころの技術も一緒に運んだと言われています。この時に、かんころだけでなく、シバヤギ、ゆうこうなども、外海地域から五島に運ばれたであろうと言われています。外海地域は、かんころやかんころ餅の発祥の地といえるんです。しかし、たいへん手間がかかることもあり、今では、かんころやかんころ餅を作る人が大変減ってしまいました。「いや〜、そんなことはないよ。結構作っている人はいるよ。」と思われた方もいるかもしれませんね。確かに、今は、まだ作っている人はいるんです。でも、高齢化が進み、その方達も、5年後、10年後に、果たして、続けて作っているでしょうか?あるいは、それを引き継ぐ後継者がいるでしょうか?  このままでは、かんころ発祥の外海地域から、かんころの技術がなくなってしまう!

・・・そこで、外海出津地区の杉山和利さんは、自分で作った無農薬のサツマイモをかまどで炊いて、天日干しするという本来のかんころ作りの技術を後世に伝えるために、いつか、かんころ加工所を作ろう!という夢を抱いていたのです。電気やガスに頼らない、昔からの伝統的な手法にこだわるのには理由があります。この激動の時代、今日のような明日がくるとはわからないこの時代、電気やガスがたとえ無くても作っていくことができる、持続可能な製法を残したい。流行りの言葉で言うならば、SDGsの考え方に沿った生産・加工・販売をしていきたい。その想いに感銘を受け、私も、その夢に乗っかることにしたのでありました!

〈遠くに出津教会を臨む 杉山農園のさつまいも畑〉

〈セイロで蒸したかんころともち米〉

続きは、「はじまりの一歩② 農楽舎って?」(⇦クリックしてください)

 

 


ブログの名前を変えました 〜農楽舎の日々〜

2021年07月18日 | 農楽舎

数少ないこのブログの読者の皆様・・・

この度、このブログの名前を〜農楽舎の日々〜に変更しました。

まだまだ計画進行中ではございますが、

夢は人に話すと実現すると聞いたり、

また、私の父の命日が本日であったり、

また、時々、巨大な不安に飲み込まれそうになったり、

また、今、私がとても暇であったり、

理由は数え切れないほどあるため、

本日から、気ままに農楽舎の日々を綴っていこうかと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

〈出津集落 杉山農園の麦畑 穂が風に揺れて黄金色〉

続きは、農楽舎 はじめの一歩① 「なぜかんころ餅?」(⇦クリックしてください)。


今年も、紫もち麦 発売します!

2021年06月25日 | 農園

今年も、紫もち麦、発売します!!

紫もち麦は

植物繊維は精白米の約20倍カルシウムは約3倍カリウムは約2倍ミネラル・ビタミン豊富です。

外皮は紫でポリフェノールの一種アントシアニジンが豊富です。特に豊富な水溶性繊維βグルカンは、食後の血糖値上昇を抑えコレステロール値を下げ糖質や脂質の吸収を抑えると言われています。

 

お召し上がり方

いつものお米と一緒に炊いてください。もっちもちのおいしいご飯になりますよ!!

お米1合(1カップ)に対して、だいたい50g(半カップ)の紫もち米を入れます(お好みで)。

お米はいつも通りの水加減をして、さらに入れた紫もち米の2倍の水を入れます。

(例えば、1カップのお米、半カップの紫もち麦、2カップの水で炊く。)

雑炊やスープ、味噌汁に入れたり、いろいろ工夫してください。

世界遺産出津集落ののどかな丘で・・・

シバヤギが雑草を食み、シバヤギのふんの栄養をもらい、除草剤などの農薬は一切使わず、自然の中でのびのびと育った紫もち麦

丁寧に刈り取り

はさ掛け、干して

お山の上で長閑に脱穀して

昔ながらの唐箕で殻を取り除き

お日さまの力で、しっかりと乾燥させ、優しく精麦すると・・・

紫もち米の完成です。パッケージも丁寧に一枚一枚カッターで切って、ノリで貼って・・・

ようやく今年の商品が完成です。

300gが400円

800gが1000円

外海の道の駅 夕陽ヶ丘そとめに出荷しました。

数量限定です。昨年も、皆さんにたくさん買っていただき、あっという間に売り切れました。ありがとうございます。

どうぞ、今年も、ご賞味ください