出津農楽舎の日々 

〜種を植えると、芽が出るのが不思議でたまらない〜
長崎市 世界遺産の出津集落で始まる農楽舎でのあれやこれ☺️

唐箕で籾殻を吹き飛ばす! 

2021年05月31日 | 農園

よく晴れた日曜日の午前中は、唐箕を使った作業を行いました。

これが唐箕(とうみ)。歴史民族博物館にも並んでいますが、ここでは現役です

まず、天日干ししてカラカラに乾いた麦を上の部分のここに入れます。

仕組みはこんな感じ。アナの空いた三角の部分を左右に動かすことで、その上の羽が動き、麦を入れた奥の中にある穴の隙間を調整します。そうして、取手を回すことで、中にある風車が周り、風が起き、ゴミが吹き飛ばされ、きれいになった麦が下に落ちてくるという仕組みです。

唐箕で麦の籾殻を吹き飛ばす!

上くらいに籾殻があったのが・・・

ほら!このくらいまで綺麗になります。風の力です!!!

この日は、30キログラムの袋が5袋出来ました!

私も、必死に回しました

そろそろ田植えの準備が始まります


シバヤギ交換会のご報告(中止でしたが、関係者のみで行いました)

2021年05月31日 | シバヤギ

美しく晴れ上がった日曜日の午後。

長崎市外海出津地区の「シバヤギ交換会」、コロナの感染拡大に伴い、公開開催は中止となりましたが、交換・譲渡希望者のみで行いました。

シバヤギは長崎県が原産とされる在来種。一般的なヤギよりも小型で、病気に強く飼育しやすいヤギです。可愛がって育てると、人にも慣れて、手を差し出すと寄ってきて甘えたりします。出津地区では、1960年代には700頭ちかく飼われていましたが、今はすっかり減ってしまいました。一日中草を食べるので、除草の為や、また愛らしい姿や優しい性格から愛玩動物(ペット)として、最近人気が出てきています。

出津地区まちづくり協議会は、毎年、このシバヤギの交換会を行っています。繁殖や飼育者の交流が目的です。近親交配を避け、健康なシバヤギを繁殖させるために、他地区のヤギとの交換はとても大切です(気をつけていないと、兄弟や親子どうしでも、すぐに交尾をして子供ができます)。

今年も、残念なことに、コロナ感染拡大のため、公開の交換会は中止とし、事前に希望があった方のみでの開催となりました。

交換を希望する方は、それぞれのヤギをこうして持ち寄ります。

ヤギ愛に溢れたのどかな交換が行われます。

我が家のメスヤギは、早速、エリザベス?だったかな?名前をつけてもらい、とても大事に連れて行かれました。

代わりに、長崎市内でアイドル活動を行っているという人馴れしているヤギと交換しました。

また、雄のヤギも、「立派な小屋を作ってみんなで待っています」ととても大事にしてくれそうな方にもらわれていきました。

連れて行かれるときには、まるで人の赤ちゃんのように泣き叫ぶヤギもいましたが、きっとすぐに新しい環境にも慣れ、楽しく生きていくことでしょう!!

シバヤギを飼ってみたい方、興味がある方は、いつでもお問い合わせください。


出津地区まちづくり協議会 麦の刈り入れをしました

2021年05月29日 | 地域情報

外海の出津地区まちづくり協議会は、今年も麦を作っています。

霧が立ち込める中、5月28日の午後から、メンバー集まって、刈入れと、はさ掛けをしました。

このブログ担当の私(山田)は、つい最近、仲間に入れてもらったばかりです。

会の活動に参加するたび、初めてお会いする方がいます。どうぞ、よろしくお願いします

地域の方が集まって、こうして楽しく作業できるのは、とてもいいことだなあと、いつも思います。

さて、脱穀はいつかな?

楽しみです。


梅雨の合間に麦の脱穀

2021年05月29日 | 農園

あちこちで田植えが始まっていますが・・・

外海の出津地区の杉山農園では、麦の刈り入れ、脱穀、天日干しに大忙し・・・

この日も一日中、麦、麦、麦

ここまで穂がしっかりとしてきたら、梅雨の合間をみて刈入れです。今年は、梅雨入りが早かったから、いつ刈り入れるかと困りました。

こうして稲刈り機で刈っていくのですが、一輪車なので、しっかりと支えないと倒れてしまいます。出津地区は、山の斜面に畑があるので、機械を支えながら刈るのは、結構大変です。これは便利な機械で、刈った後、そのまま束にまとめてくれるので、それをはさ掛けして天日干しします。

麦も米もですが、はさ掛けするのにはちょっとしたコツがあります。束を半分に開いて掛けるときに、ただ左右に開くのでなく、前後にずらします。それを掛けていくと、うまい具合に、しっかりとかかります。左右に開くと、フワフワ浮いた感じがして、二段重ねにして干すときには、不安定になってしまいます。皆さん、それぞれやり方があると思うのですが、私は、このやり方が好きです

こうして刈った後は、こんな感じ。広いでしょ!!本当に気持ちがいいところです(ここには、すぐにサツマイモを植えていきます)

この日は、はさ掛けした麦の脱穀でした。

私は、足の怪我のため、もっぱら動かずに機械担当でした

脱穀した麦は、シートに広げて、またまた天日干し

朝広げて、夕方シートにしまって、また朝広げて・・・と繰り返して、お日様をしっかりと麦の中に入れてあげます。

こうして麦を広げていると、フワッと香ばしい香りに包まれます。そう!麦の香り、みなみの風を感じるなあ・・・

と思ったら、なんとこの麦の名前は、「みなみの香り」なんですって

杉山農園では、このほかに、もち麦も同じようにして干しています。もうすぐ店頭にも並びますので、お楽しみに!!!