羽鳥音のテキトーな航海

艦これ他アニメイベントへの参加、登山、キャンプ等を趣味に持つ羽鳥音のテキトーなやつ。

団地の祭り∂

2013-07-06 23:47:09 | インポート
ちょっと悲しい話を聞いた。


昔、私は団地の祭りがホントに楽しみで、7月になったらテンション上がりまくりで、祭りの日を心待にしていた。


それは中学生になっても同じで、出店の食べ物やゲーム、景品など楽しみがいっぱいだった。


祭りは土曜と日曜の2日間あって、2日ともフルで参加していた。


何時しか、祭りは1日だけになってしまった。

ただ、それでも私は楽しかった。毎年のように参加していた。


しかし、大学生になり社会人になるにつれて興味が薄れていった。

しかしそれでも私は参加した。


雰囲気だけでもと。なんか義務感があった。



そしてついに祭りはなくなってしまった。

つまらない大人ばかりだ。


結局面倒くさいだけで、責任がどうとかいちゃもん付けてやらないだけ。

誰がくるんだ?とか、やって意味はあるのか?とか役員がやろうとしない。


原因はそこだ。

確かにそうだ。昔に比べて硬くなった。


食中毒や、事故、事件が「もし」起こったらどうする?

だれも「私が責任とる」なんて言えない。


こんなお硬い考えのせいで、昔から団地に住む人たちが愛する祭りが消されてしまった。


しかし、超やる気のある役員が「任せろ」と一言。


一昨年、祭りは復活したのだ。無くなって何年たっただろうか。しかしそれは「祭り」とはほど遠いものだった。


出店が一切ない祭りだった。


結局、「食」の問題は改善されなかったのだ。

しかし去年、その壁を超えた。


出店から漂う香り。あの祭りが帰ってきた。


私も久しぶりの出店に感動した。

昔と変わらない味。そのままだった。


やれるじゃん。文句たれる前に実行すれば、意外と出来ちゃうもんだ。

だから来年以降もこのままでいてほしい。









そして今年、再び出店は無くなるという話を聞いた。

詳しく言うなら、「完成された食材を買ってきて売る」というもの。

これは出店じゃない。


また壊された。

もういいや。ってなった。


私はもう充分楽しんだ。


今の子どもたちに比べれば、私達が子どもの頃は恵まれていた。


もう私が団地の祭りに行くことはないだろう。


悲しいけど、大人の事情ってのはこんなものだ。

いつまでも夢を叶えてくれるなんて、そんな考えはあまいし、間違いだ。



なら、叶うのが当たり前だった夢のままで終わったほうがいい。

嫌いから大嫌いにならないためにも、いい加減、夢を見るのは終わりにします。