羽鳥音のテキトーな航海

艦これ他アニメイベントへの参加、登山、キャンプ等を趣味に持つ羽鳥音のテキトーなやつ。

だからみんな…

2008-01-31 23:30:54 | インポート
-友達のお話-

今日は卒論の発表でした。

これまで2年間、頑張ってやってきた成果をこの発表にかける。

そしてゼミのみんなの努力…協力し、励ましあい、お互いを謙遜しながら進んできた2年間…

今日がボクたちの、最後のゼミ…

みんなの発表…たった10分だったけど、これが頑張ってきた結果。

その後の打ち上げ…普段ゼミでは見せない、また違ったみんな…

もっと長く、もっとみんなでゼミをやっていきたかった…

個性的なメンバーばかりで、時間が過ぎても…このままずっと話していたかった…

もうこんな時間はない。もしかしたら二度と来ないかもしれない…

3年の時、最初のボクが感じたイメージは最悪だった

ボク:「(大丈夫か…これ…)」

そこから1年間、特に話すこともなく過ごしてしまった日々が勿体なく哀しく悔しい。

この時から、今日みたいな雰囲気でいたかったと…

でも違う…

このような時期があったからこそ、今が楽しい。

このゼミのメンバーといるのが楽しい。

みんなといるのが最高の時間だった。

今日、一つの区切りを迎えた…

もう少しでみんなは色々な世界へ旅立つ…

そんな中で、ゼミのみんなに出会えてよかった…

ありがとう…本当にありがとう

この2年間は色々あった…

だけど…これだけは言える

みんなのおかげで、今日を迎えることが出来た。

だからみんな…お疲れ様でした。

ボクは絶対、今日の出来事を忘れない…



三人の冒険記 第六話…

2008-01-31 15:37:11 | インポート
-友達とボクのお話-

「八代」を出たあと、道の横を流れている川で遊んだ。コーヒーを飲みながら。雪が降ってきたので急いで出発した

しばらくして…

ボク:「やばい!トイレ行きたい!」

リョー:「なにぃ?!」

コーヒーの飲み過ぎか、トイレが近くなった。

リョー:「我慢できるか?」

ボク:「やばいっぽい」

……

運がいいのか、近くにスーパーがあり、トイレ休憩をした。リョーはコーヒーを買って飲んだ。

ボク:「助かったぜ」

オック:「よし、行くか」

北濃駅目指してスーパーを出た。実はこのスーパーから北濃駅は近く、呆気なく北濃駅についた。

ボク:「…ついたぁ!」

リョー:「よっしゃあ!!」

オック:「おー、ついたー」

まずは目指した場所にたどり着いた。

そして北濃駅の中で休憩した。
滅多に電車はこない、無人駅である。

コーヒーがなかったため、自販機で温かいものを買おうとした。

しかし…

ボク:「あ…」

リョー:「どうした?」

ボク:「この自販機、壊れてる…」

リョー:「あーあ…」

この瞬間、シンは500円を失った…

仕方なく駅のなかで、前に買っておいたポテチを頬張ることにした。

ここまできた道のりを三人で語る…

それで、とりあえず聞いてみた…

ボク:「最終質問!バスはあと一時間できます。どうする?」

オック:「最後まで行こう」

リョー:「もちろん!」

意思は固かった。ここまで来た道のりはとても険しかった。体力もないはずなのに…

時間は四時。予定ならあと二時間でゴールのつもりだ。

ポテチを食べ終わり、しばらく休憩した。風が強く、雪も降ってきている。

それでも前へ向かわせるのは、きっと気持ちだった。

そして三人はまた動き出した。道は凍っている。とても乗っていける道のりではなく、乗れるとこは乗っていった。

そして日は暮れ、暗くなった。その直後、吹雪に変わった。スキー客の車が多い中、三台のチャリが吹雪の中を突き進む。

ボク:「…」

リョー:「…」

オック:「…」

言葉が出ない。余裕がないのだ。

予定の二時間を過ぎてもゴールは全く見えなかった…

ボク:「(ああ…ダメかな…)」

ボクの頭にはその言葉が過ぎった…


つづく…

辿った道は運命の道、鳴り響くのは終わりへのタイマー、たどり着くのは始まりの終わり…

次回 三人の冒険記 最終話 「オシマイ」

貴方はきっと、疲れすぎて景色が見えないだけ
もっとゆっくり周りを見てごらん
ゴールは、目の前だよ。



三人の冒険記 第五話…

2008-01-30 16:34:09 | インポート
-友達とボクのお話-

お昼…時間はとっくに12時を過ぎていた。

これだけの運動量であるために、さすがにお腹もすいてきた。

マウンテンバイクならもう少し楽だろうが、ただの3変速チャリ…恐いのはそう…パンクだった…

そしてもう一つ…ボク達は左側を見た。

一面の雪景色、空は曇り空。そして氷点下5℃…

地面も凍っていて、自転車を降りて歩いた。平坦な道は走って、上り坂や急な下り坂は歩いて引いていった。

ボク:「腹減った…」

リョー:「どっか店ないか?」

全くそのような気配がない。

オック:「さすがに食べないとマズいよ」

ボク:「うん、分かってる」

店も無ければ自販機もない…

しばらく歩いたり走ったりしていると、まわりが山ばかりだった道を抜けた

リョー:「これは期待出来るな」

確かにそうだ。この流れなら飲食店があってもおかしくない。うどん屋、ラーメン屋、ボロい店、なんでもよかった。いま必要なのは、休憩して空腹を癒すこと…

そして期待は現実になった…

ボク:「うお!飲食店じゃね?」

リョー:「マジやん!」

祈りが通じたのか、そこに一つだけ飲食店があった。しかもかなり立派な店が。

ボク:「入ろう!」

オック:「この先あるか期待出来ないもん」

確かに、期待は出来ない。かなり高そうな古風溢れる店だったが、関係なかった

ボク達は自転車をとめ、構わず店に入った。

店の名前は「八代」

「いらっしゃいませ~」

暖房が聞いていて、休憩にはもってこいだった

三人は定食を頼んだ。
(どのような定食を頼んだが忘れた…誰かがトンカツ定食だったような…)

オック:「あとどれくらい?」

ボク:「とりあえず北濃駅目指すから。北濃駅まではあと少し…」

リョー:「とりあえず北濃駅だよな」

三人で団欒していると、

ブーン、ブーン…

携帯が鳴った。

ボク:もしも~し

ガモ:おーい?シン?

友達ガモからだった

ボク:おう。どうした?

ガモ:今どこにおるの?

ボク:今やっと見つけた飲食店でご飯食べてる。

ガモ:そうか、大丈夫か?

ボク:何が?

ガモ:いろいろと

ボク:オックーもリョーも大丈夫。とりあえず北濃を目指してる。

ガモ:それなんやけどさ

ボク:どうした?

ガモ:北濃駅からバスがあるんやて。そっからはバスでこい!

ボク:!?なんで?

ガモ:北濃から先は雪がすごくてチャリじゃ到底無理だ。有り得んぞ。

ボク:マジ?!

ガモ:ああ、いいか?絶対バスで来いよ!

ボク:あ~あ~分かった

そういって電話は切れた

オック:「だれ?」

ボク:「ガモだった」

オック:「なんて?」

ボク:「北濃駅から先はバスで来いって」

オック:「なんで?」

ボク:「雪がすごいらしい」

オック:「なるほど」

ボク:「で?どうする?北濃駅からの先、チャリ?バス?」

みんなに一応聞いてみた。答えは…

リョー:「ここまで来たんなら…なぁ!d(-。- )」
親指を立てて合図した

オック:「ここまで来たんだから行くしかないっしょ!!」

リョー:「シンは?」

ボク:「…もちろん…ゴールするよな!」

三人の気持ちは一つだった。

ボク:「行こう!」

その時、店から福山雅治の「Squall」が流れた

この曲に癒されながら勘定した

「八代」を出るとき、アメをもらった。

「がんばってね」と…

友達の言葉を無視し、自らの意思を貫いた。

ボク:「(ごめん…ガモ)」

こう思っていたのはボクだけじゃないハズ…

そして北濃駅を目指し、出発した


つづく…

目指す場所は、遥か冷たい風の先。たどり着く場所は運命の分かれ道。その場所にいる、もう一人の自分…

次回 三人の冒険記 第六話 「ミチ」

ボクを、信じて…



三人の冒険記 第四話…

2008-01-29 22:35:11 | インポート
-友達とボクのお話-

呼んでいるような気がした…笑ってるような気がした…きっと何かが待っている…「156号線」

ボク達は目の前にある「156」に息をのんだ。

ボク:「すげーアップダウンだな」

リョー:「てかずっとアップじゃね?」

目の前に見える上り坂。まるでボク達を待ち構えているように…

遠くに見える山…あれこそがゴール…

オック:「行こう!」

オックーの一言で気合いをいれた。これが運命…それならその運命を打ち破ってみせる…と

しばらくして今度はお腹がすいてきた。そういえば朝から何も食べてない。コンビニでもコーヒーしか飲んでいない。

ボク:「どっかコンビニとかないかな」

ただ長閑な道が続くだけ…店やコンビニが見当たる気配すらなかった…

リョー:「コンビニで何か食べるか、買っとけばよかったな」

時間は朝の8時45分。普段は絶対寝ている時間だ。

しばらく走っていると右側に小さな店を見つけた。

ボク:「お、あれ店じゃね?」

リョー:「よるか?」

オック:「よったほうがいいと思う」

三人は小さな店によった。

そこはコンビニとはいえないほど小さな店で、中には菓子とかが売っていたが、なぜかパン系は一つもなかった。

仕方なくポテトチップスを買った三人はついでに自販機でコーヒーを買い、しばらく休憩した。

ボク:「朝からポテチかよ」

オック:「仕方ないよ。食べないよりマシだよ」

確かにそうだ、この先、このような店があるとは思えない。ましてやコンビニなんて…

とりあえず買えるものは買っとこうと、ボクはトッポを買っていった。

そして時間は朝9時…その小さな店を出発した。

しばらくは平坦な道。ただ気温は氷点下だった。寒さは感じない、疲れもあまりない。休憩を多くとっているからだろう。

そしてしばらくまた上り坂。平坦→上り→平坦→上り。と繰り返される。

これが「156」の恐怖だ。そして常に氷点下。ある上り坂で、何故かテンションが上がっていた ボク達はある行動に出た。いや、行動というか…

ボク:「よし!熱唱しよう!」

リョー:「おっけぃ!」

実はこの挑戦を行う前、ボク達は勝手にこの挑戦の主題歌を決めていた。

GLAY 「いつか」

欲しいものは何もない ただ蒼くキラめいた
情熱の行方だけ 今独り探してる
すれ違う人の群れ 幸せは闇の中
ただならぬ出来事ですぐにホラ見失う
 
Way out
凍てついたこの世の希望全て編み上げたような
お前という口唇に Just wanna be love
I Love you more than you love me honey

きっといつか この先またどこかでオマエに逢える
かまわないで 今は独りでいい 声の無い街角

きっといつか この先また何処かで抱きしめ合える
触らないで 今は半端でいい この愛よ眠れ


永遠をつかみ取る夢を見てたあの頃を
この頃やけに想い出すのは
冷たい風のせいかもしれない

Way out
目の前のリアルに顔を酷く殴られたような
愛想をつかしてもDon’t wanna be a loser
Baby you give me truth

誰にでも誰にも言えない夜が 泣いた夜があるね
言わないで優しい言葉はまだ 嘘つきになるから
きっといつか この先またどこかでオマエに逢える
かまわないで 今は独りでイイ 声の無い街角

きっといつか・・・
        
きっといつか・・・


何故かチャリに乗りながら熱唱。

スッキリしたボク達。そこでもう一曲「突撃ラブハート」(マクロス7)を熱唱する始末。

テンションはMAXだ。

そしてまさに「いつか」の歌詞ように…

「きっといつか この先またどこかでオマエに逢える かまわないで 今は独りでいい 声の無い街角」

回りに人はいない。この先会わなければならない人達。

そう…この本来の目的「別荘に行く」
そう、この別荘に行くのは三人だけではない…

他にもリョーの高校の友達たち、ボク達の友達…

時は11時を過ぎていた。

ひたすら山道が続く道。

そこで…

カンカンカンカンカンカンカンカンカン…

踏切が鳴った…

ボク:「(まさか…な)」

ある予感を察したボク

時間的にピッタリだった。

ボク:「ちょっと急ぐぞ」

リョー:「どうした?」

隣には常に「長良川鉄道」が走っている「156」

電車がよく見えるまで走る。そして後ろからは2両の電車がきた。ボク以外の二人も察した

その2両目から…

「おーい!!!」
「頑張れよー!!」
「頑張れぇぇ!!」

別荘に向かう電車組だった。

リョー:「うぉーい!!!」

オック:「おーい!!!」

自転車を漕ぎながらボクは叫んだ。

ボク:「絶対ゴールしてやるからなぁぁぁー!!!!!」

そして追い抜かれたボク達は、走り出した…まだ見ぬ永遠に…


つづく…

走りだした先は、天国か地獄…極寒の中、待ちわびる人達の場所へ向かう三人…そして、きっといつか…

次回、三人の冒険記 第五話 「ヤシロ」

あなたの勇気を、見てるから…



三人の冒険記 第三話…

2008-01-28 15:00:47 | インポート
-友達とボクのお話-

勢いよく氷点下の空気を切り裂く三人。車が全く走ってないので、道路の真ん中を突っ走った。

そして最初の難所でもある激しいアップダウンに差し掛かった。

暗い為、前がよく見えない。さすがに車の数が増えてきて、真ん中を走ることが出来なくなり、歩道のない隅の道を走る三人。

そこで事故は起こった。

ボク:「…!」

ドガ!!

リョー:「おい大丈夫か?」

この時、ボクが先頭を走り、その後ろにリョー、オックーと走っていたのだが…先頭のボクは前にある分かれ道の角に気付かず、突っ込んでしまった。

ボク:「大丈夫大丈夫。見えんかったわ」

リョー:「やはり、道は険しいな。これが洗礼か!」

それほどスピードを出していなかったので、事なきを得たが、そう甘くはないと実感した。

そして最初の難関をクリア!

そこで、少し休憩した。

自販機で温かいものでも買おうという話になったので、自販機を探し、そこで休憩した。

リョー:「何にしよう…うぉ!」

ボク:「どうした?」

リョー:「これ、集めなかんな!」

リョーはそういって自販機にぶら下がっているハガキを取った。

オック:「なにそれ?」

リョー:「これ、時計が当たる。今回のでシール集めるし」

ちょうどこの時、GEORGIAのコーヒーのシールを集めて応募すると、腕時計が当たるという企画があった

ボク:「俺も協力するわ」

特に興味がなかったボクはGEORGIAのコーヒーを買ってシールを渡した。

リョー:「おぅ、ありがとう」

温かいもの、目が覚める、尚且つシールが集まる。というわけで、GEORGIAのコーヒーしか買ってはいけないというルールを設定した。

そして、コーヒーを飲み終え、再び出発した



予定よりハイペースでのクリアに余裕がでた。

ボク:「うぉい、明るくなってきたぜ」

リョー:「日の出やん。意外とハイペースだな」

オック:「これでやっと前が見えるよ」

しばらくは平坦な道が続いた。

そして最初の目的地。実は地図を持っているのはボクだけで、目的地をボクの中で決めていた。



……

ボク:「あれ?」

リョー:「どうした?」

ボク:「コンビニがない!」

オック:「コンビニ?」

ボクは目的地として、曲がる角にあるコンビニを目標としていたのだが、途中で道を間違え、一本ズレた道を走っていたのだ。

地図をみて、そのコンビニに到着。時間に余裕はあった。かなりのハイペースだ。

ここからが本番でもあった。とりあえず、目的地のコンビニではなく、少し先のコンビニで休憩をした。

もちろん、GEORGIAのコーヒーを飲んで。

ボク:「こっからが本当の闘いだ」

リョー:「おう」

オック:「分かったよ」


ボク達は、走りだした。先の見えないゴールに…それはただ、ボク達の宿命。その先に見えるのは何?絶望、それとも…

つづく…

次回、三人の冒険記 第四話 「156」


遊んであげる。おいで…