社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

セブンイレブン・ジャパンの値引き制限は「不当」公取委が排除命令」

2009-06-25 07:09:18 | 日記

以前にも正式に判決が出ていたと思うが、つい先日のTVや新聞で、公正取引委員会(公取委)が独占禁止法違反(独禁法違反)で、セブンーイレブン・ジャパンに対し、「本部が販売期限の迫った弁当などを値引きして売った販売店に値引きをしないように迫っていた」として、同社に排除措置命令を出した事が掲載・放送されていた。

これに対し、記者会見したセブンーイレブンの社長は「公取委とは、見解の相違があり、残念だ。命令内容を精査し、慎重に検討したい」と発言したとの事。

他のコンビニも同様な、状況があり、この問題はかなり大きな影響を業界に及ぼすと思われるが、どちらにも言い分があるのは確かである。特にフランチャイズ本部の主張する、ブランドイメージの確保と、価格競争におちいらない事が引いては、お店の為だと言う主張が元々の大きな戦略であった事は間違いない。しかし一方でお店側(フランチャイジー)からしてみれば、ロイヤリティーは売上げに対して掛かり、かつ発注権はお店側にあるとしても、うまく行くわけではなく、本部の言いなりで、中食を捨てていると、その分環境問題と経営の圧迫から、とてもやっていけないとの危機感もあったのだと、思う。

最も、小売価格をメーカーやフランチャイズ本部が強要する事を正式な書面(ありえないと思うが・・・)や口頭であっても、実施した事が判明した時点で、独禁法違反となるのは間違いないと思うが・・・。と言う事は、かなりの強制力(本部がお店を脅していた)を、過去実施していたとしか思えない。上記社長のコメントで「公取委との見解の相違」等はありえないし、確信的組織違反である。通常メーカー等の営業の経験があれば、常識でもあると思うが・・・。

更に、セブンーイレブンの一店舗あたりの食品廃棄物は年間約530万円。全店舗で約600億円を超えるとの事らしいが、今この時世で、何と環境に悪い事をしているのか?これだけの食材を捨てるのであれば、飢えで苦しんでいる国々に失礼だとは思わないのか?

セブンーイレブンの今回の問題(別にセブンーイレブンだけの話ではないが)は、本部がお店のオーナーに対して、何のリスクもとらないし、法律さえも無視し、環境政策上も改善しないと言う企業のイメージを与えてしまう事となるのかも知れない。タスポとマスクの売上げで唯一伸びているコンビニではあるが、実際のオーナーは大変である事を本部はもう少し理解した方が良いのではないかと思うが・・・。

私が、こんな事を言っても仕方がないが、あえて言ったのは、別にセブンーイレブンだけではない話をむしろしたかったからかも知れない。奥様の事務所の1Fがローソンで、長らくオーナーが経営されていたが、遂に今年手を引かれた。ローソンから定期的に担当が来て色々指導して行かれるが、何の事はない、新規お店の出展戦略等考えているのか良く分からなかった。つまり近くに別のコンビニができるぐらいならローソンのお店を出展させるのである。従って、同じ系列同士で競争が始まってしまう。一体本部は何を考えているのかと思ったが、余り考えていないようでもあるが、実際の方は分からない。

書店の販売のように、何処の書店でも同じ値段で販売できるのは、逆を言えば、書店とは場所貸し業でもあり、売れなければ、返品されるからであるが、コンビニは発注権がオーナーにある為、何があっても本部は損はしない。これではリスクを取っているとは言いがたい。

※多分に偏った意見を今回は掲載したが、知人の話から、コンビニの経営とは、かなりシンドイ仕事であり、一に立地条件、そして家賃と従業員の確保とその労務費の支払いと言う事になるがこれを維持するのは、なかなか簡単には行かない。24時間営業が当たり前となった今こそ、逆に時間帯を考え直すべきなのかも知れない。環境の為にも・・・。


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