社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

再び退職後の生活資金と退職前の貯蓄とその資金運用について

2010-02-27 21:59:49 | セカンドライフ

auじぶん銀行による外貨預金(ユーロ追加購入)の決行の続きと言うか、投資とまではいかないが、お金(貯蓄したお金)の増やし方に付いての再考だ。どうも私も定年がそう遠くはなくなってきている事から、どうしてもこの様な話が多くなる。従ってauじぶん銀行による外貨預金(ユーロ追加購入)の決行だけではないが、ここ数年、株から投資信託、外貨預金へと走ってきているが、この背景と言うかなぜこうなっているのかとこれからどうすればよいのかについて考えて見た。

結論から言うと、過去は、次の条件で老後(定年退職後)の生活資金を工面してきた事になる。

  1. 年金(私が民間なので厚生年金だけで話しする):国民年金(基礎年金)+厚生年金
  2. 上記1.に追加して企業年金を積み立てる(これがJALなどでその運用益を約束していた事から問題となった部分)
  3. 上記1.に追加して、個人で年金部分を積み立てる。
  4. 退職金や別途貯めた資金を、定期等で運用して、上記で不足する分を補う。

ところが、バブル崩壊で土地神話や右肩上がりの給料や物価の仕組みが崩れ、金利0%時代が到来し、上記の4だけでなく上記2や3も個人も企業も耐えられなくなった。もちろん上記1もそうだが、これは高齢化と少子化と若い世代の所得低下と言う問題も背景にある為、あえて今回は議論しないが、すでに日本の年金制度も崩壊しているのは確かだ。そして、その抜本的な改革には相当な痛みを伴うと考える。

さて、上記の結果(年金の崩壊も含む)、年金需給年齢を引き上げられ、且つ退職金を全額もらえなくなり、この退職金の一部をその年金需給年齢まで当てる確定拠出年金の導入(しかもその運用は、個人責任となった)が始まり、利率が低い定期預金から運用率が高い株式や債券市場へと流れる事になったが、3年前の米国のサブプライムローンに端を発し、遂に一昨年のリーマンショック以降、株式市場や債権市場などが世界的に総崩れとなり、もはや株式も投資信託(債権を含む)も、利益を生むどころか大損を出す事となっている。

と言うようなかなり極論的な概要を書いてしまったが、現実は上記の1つまり年金(その物も維持も問題だが)だけでは暮らしていけない現実が背景にあるという事になる。

それでは、これを補う為には何が出来るかと言う事になるが、結論からすると以下の様にならざるを得ないと思う。

  1. こつこつと利率が殆ど0でも貯めていく。けっして博打的な投資は行なわない事。
    つまり、会社で仕事をしている間は、博打はしない。と言うかなかなか出来ないし、それをやると会社で仕事をしている間も気になり仕事が出来なくなる。
  2. 退職後、まとまった金で、資金運用する。この時は小金を稼ぐ為に、ほぼ投資した対象を毎日ウオッチする事になる。
    か、上記1と同じ様に、上記が面倒な方は貯めた資金だけで増やす事を考えずに、損をしない(つまり投資しない)事で、その差額分は我慢して暮らす。

と言うような、これもかなり極論だが。

つまり、昔みたいに何もしなくてもお金だけあれば、金利や物価上昇で、利ザヤを稼げた時代は、今ではなくなったという事であり、これは退職後も結局仕事しなければ稼げない(金利で稼ぐ事も立派な仕事、つまり何もしなければ何も稼げない)と言う事であり、楽しては儲からないという事になる。つまりJAL等の企業年金や公務員の恩給等の今と成っては余りにも理不尽な所得(利率による利益も立派な所得)は許されないと言う事だ。それだけのお金が欲しければ、退職してからも働けと言う事を意味している。

さて、上記では明らかに矛盾している事を言っているが、それが実際は現実だ。ここ3年私と奥様が実際に試した結果でもある。つまりauじぶん銀行による外貨預金(ユーロ追加購入)の決行等で外貨預金への投資の事を掲載しているが、結局これは株でも同じで、上記の様な国際情勢(世界同時不況)でも、確実に稼げるが、その為にはその市場動向を毎日ウオッチしなければならない。

単純に言うと例えば、外貨預金などで為替益を連続してもうけて行く為には、下記を繰り返さないと、昔の定期の様には勝手に利益を生まないという事になる。

  1. 円高(最高かどうかは別にして)の時にその対象外貨を購入する。
  2. 円安(最低がどうかは別にして)の時にその対象外貨を売却する。

を繰り返さなければならない。これは株の場合も同じ事が言える。もちろん此れである程度リスクはあるが、確実に利益を上げる事はできるが、此れってかなりストレスを生むと言う事になるが、これが上記でいった最大の理由であり、これを会社で仕事をしている時にやるかと言うとかなりシンドイと言う事になる。もちろん退職した後もそうだが・・・。もちろん為替や株価が安定していれば、この方法ではなく別なやり方となろうか・・・。

これほどのリスクは無くとも債権等への投資もあるが、それ程利益は生まないが、楽をして資金を運用するという意味では良いが、上記の2と同じ事となろう。

結果は、仕事をしている間に黙っていてもお金が溜まるわけではなく、決まった額しか貯まらないし、退職した時にはそれを増やそうとしても大変なリスクが伴うと言う事になる。結果なかなか会社をやめれない(定年が過ぎても働き続けざると得ない)と言う事になるのだろう。

いずれにしても、今までの話からすると、今の世の中所詮お金が無ければ何も出来ないと言う事になるが、確かにお金持ちはより簡単にお金を稼げるのは間違いがない。もちろん投資にも失敗もするだろうが、多少失敗しても投資するお金(丸損をしても良いお金)があるだけマシだと言う事になるだろう。


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