社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

小栗左多里『ダーリンは外国人』

2010-02-27 20:25:14 | 趣味(読書)

書籍紹介だが、通常の小説やノンフィクション物と異なり、この作品はエッセーでありどちらかと言うと、コミックだ。しかも私的な実生活・体験をもとにしている為、他人から見ると単なるおのろけ作品となるかも知れない。その後このシリーズはこの作品をはじめとして多く発行・販売されている。おそらく予想するに、女性の方の読者が多いのではないかと思うが・・・。今更でもなく当たり前だろうがと言われそうだ。

さてこの作品だが別の見方をするとにごんごきょうしつの教材でも紹介した、『日本人の知らない日本語』(朝日新聞掲載の蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語』の広告について)と同じ範疇の作品と考えて読むとなかなか面白いと思う。つまり日本人と外国人の文化の違いと言うか考え方の違いを夫婦と言う立場の実生活ではどうなるか?と言う視点で考えると面白いと言う事だ。最も最近の日本人でもその考え方が既に多様化している為、一概に日本人だからどうだ?外国人だからどうだと言う事はもはや一概にくくって言う事はできないと感じている。

と言う事で、この作品を実際に購入してなどとはとても薦めないが、手に取る機会があれば、斜め読みで一回読んでみたらどうだろう!アッと言う間に読めてしまう作品だ。

なぜ、この作品を掲載したかと言うと、当市のにほんご教室の関係で多くの学習者とその関係者を見てきたが、外国人の男性に興味を持ち、結婚する日本人女性の方が周りに多い事から、むしろ女性側の心理がどうなっているのかを知りたかったのかも知れない。つい最近も日本語きょうしつ学習者によるお食事会への招待等でインドネシア人の学習者が、研修期間を終了し帰国すると事で、多くのイベントが開催され、そのイベントに参加したが、その中で帰国するインドネシア人学習者に、ついてインドネシアに行くと言う女性・恋人にあった。その女性(もちろん日本人)と、その彼(つまりインドネシア人)と最初に有ったのは半年前との事。わずか半年で、インドネシアに行った事も無いのに、簡単に結婚する事を決めて、インドネシアに行くらしい。そのインドネシア人は確かにかなりのハンサムで優しく、且つまじめ・正直で且つ大変明るい。これは最近ここ3年、大変多くのインドネシア人学習者と付き合った事から、私も実感しているし、私も彼らが好きだ。ハッキリ言って日本の若者では、彼らの純真さと明るさにはかなわないと思う。そして日本人女性の心をくすぐるのが、おそらく、その情熱的でストレートな愛情表現だと思う。これは日本人男性には恥ずかしくて表現できない事だが、彼らは愛情と純真さからそれらを表現するのをいとわない。

と言う事で、この辺の事は多少理解できないでもないが、日本人男性としては多少しゃくにさわる。昔は、その対象が白人(つまり欧米系)だったが、最近は白人とは限らなくなっているのではないかと思う。

このような事を掲載すると、かなり偏見的だと言われそうだが、実は逆の見方をすると日本人女性からは、逆に日本人男性が非難されそうだ。つまり上記で外国人男性と結婚する日本人女性の話をしたが、外国人女性と結婚する日本人男性が私の周辺(つまりにほんご教室まわり)に多い事実がある為だ。

特に高齢な日本人男性の相手に中国人女性それも若くて綺麗な中国の方を多く見てきた。もちろん中国だけではなくて、韓国、台湾、フィリピン、マレーシア等特にアジアの方が多いが、最近はアジアだけに限られていない。既に日本の中でもボーダーレス化が始まっており、世界中に広がっている気がする。

と言う事で、高齢化・少子化が進む日本では、既に日本だけで結婚相手を探す時代ではないのかも知れない。

 

ダーリンは外国人 書籍名:『ダーリンは外国人』
著 者:小栗 左多里(おぐり さおり)
発行所:株式会社メディアファクトリー
発 行:2002年12月28日初版発行
定 価:880円+税


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