社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

トヨタ赤字転落の衝撃

2008-12-24 08:31:55 | 日記

昨日の朝日新聞の朝刊トップに掲載(最も一昨日のTVでも放映)されていたが、あのトヨタが、今期の業績予想を大幅に下方修正し、前期の2兆2703億円の営業利益(連結)から、△1,500億円の営業損益(赤字)になる予想を発表し、且つ渡辺社長の辞任を発表した事である。

米国のビッグ3の救済劇が進む中で、トヨタはそれ程危機状況かと言うと私的には、別の見方をしている。トヨタ銀行と呼ばれるほどキャッシュフローと資産は豊富なはずであり、シェアもかなり保ったまま生産量もある程度は確保できているが、おそらく最大の誤算は、為替(円高の異常な進展)の予測の誤りだったのだろうと考える。一部上場企業の特にメーカー(製造業)は当社も含めて、グローバル化が進んでおり、為替特に円高の影響は避けられない。しかも対ドルだけなら今までも経験しているが、対ユーロも含めて、一人円高が急激に進んだのは、誰も予測できなかった事と考えられる。

このトヨタの再度の下方修正発表により、殆どの大手メーカーが再度下方修正を発表する事になると予想される。上期での決算発表を踏まえ、年間と言うか下期の為替レートを殆どの企業が100円~103円で見込んでおり、実際の為替レートを考慮すると、残り3ヶ月あるが、商社を含め、輸出企業が更に円買いに行かざるを得ないため、更に円高となると予測され、今のままで言っても90円前半で進展するのは当然であり、下手をすると80円台まで円高が進む可能性すら残っている。

従って、グローバル化した企業(大手一部企業は大半そうであるが)程、悪化は避けられない。

自動車メーカーの減産の影響で、非正社員(派遣社員や契約社員)の首切りが問題となっている中、日本経団連の現会長であるキャノンの御手洗 冨士夫(みたらい ふじお)会長は、先日のTV放映でも、各メーカーが非正社員(派遣社員や契約社員)の首を切らない事を望む発表をされていたが、ご自身のキャノンでは、以前から派遣社員の請負労働問題発生や今回でも派遣社員の契約更新をしない事が堂々と公表されている。言っている事とやっている事は別であり、もっともそれぐらいでないと企業として生き残れないのも確かだと思うが、なんかキャノンにはきな臭い物を感じる。

最もインクジェットプリンターやスキャナーではEPSONに続き、ずっとキャノン製を使ってきた為頑張って欲しいとは思うが・・・。 最近はキャノンから、HPやブラザーに乗り換えて、安価で快適に使用できている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿