社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿VIII』

2011-12-03 15:29:35 | 趣味(読書)

松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿VII』の次に松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿IX』へと読み飛ばした作品だ。最近松岡氏の執筆スピードが速い。このシリーズは特にそうだ。一冊読むと、また次が出版されている気がする。そしてやっと追いついたと思ったら、もう次が・・・。この万能鑑定士のIはH22年4月25日が初版発行だ。そして前回のIXは平成23年4月25日初版発行となっている。つまりわずか1年で9巻発行と言う事になる。読者からするとこれは大変ありがたい。このペースだともう既に2巻程先に行っているのだろう?

さて、渇水対策に悩む莉子の故郷の波照間島。その波照間島出身の竹富町会議員嘉陽果は、台湾の黄春雲と言う人物から、海水から簡単に塩分を取り除くフィルター発明の情報を得る。実際に台湾でその実験に立ち会い、独占的にその技術を使う決断をする。このフィルターがあれば、波照間島の水不足対策が解決すると考えて。しかしその技術を教えてもらう為には、町の年間予算の1/3に相当するお金を、先に送金しなければならない。莉子はこんな事はあり得ないと、竹富町議会で説得するが、既に町議会で決定した事を覆す事ができず、お金が指定の期日までに送金されるだけとなった。これは詐欺と考えそのトリックを暴く為に莉子は、嘉陽果の娘で高校のクラスメートだったと莉子同様高校の劣等生で仲良しの結愛達と台湾へ飛ぶ。さてどうなるのだろうか?

と言う事で、この辺の突飛さと言うかマアー普通はあり得ない展開と言うのは、相変わらずだ。そう千里眼とこの辺は全く同じだ。危機を感じたら、それを阻止する為に、海外だろうが、すぐ飛んでゆく。そして見知らぬ土地でも、人でも、その中でも活躍できるのがすごい。とリアル社会ではまずありえないから、エンターティンメントなのだと思う。そして犯人は、台湾?と言う大どんでん返し。まあーこれもあり得ないだろう。

だから、今回は、最後まで犯人の予測はできませんでした。と言うかこの「万能鑑定士Qの事件簿VIII」では犯人は最後まで出てこないのだから・・・。と言うたぶんこのシリーズ初めてのパターンだ。

マアーいずれにしても、このシリーズは簡単に読めてしまいます。電車の通勤時間で・・・。ちょうどサイズもよろしく文庫本だし。

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書籍名:『万能鑑定士Qの事件簿VIII』
著 者:松岡 圭祐(まつおか けいすけ)
発行所:株式会社角川書店
発 行:平成23年2月25日初版発行
定 価:514円+税

波照間島から凜田莉子に届いた突然の手紙。そこには「水不足問題は解消。寄付はもう必要ない」とあった。募金はまったく集まっていなかったはずなのに!故郷に戻った莉子が見たのは、12億円で夢の発明を買えると信じ、無邪気に喜ぶ人々の姿だった。同級生の葵、結愛とトリオを組み、発明家のいる台湾へ向かうが、誰も彼の姿を見た事がないという・・・。莉子は故郷を救うため、台湾を駆ける!書き下ろし「Qシリーズ」第8弾!

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