近藤史恵『岩窟姫』

『砂漠の悪魔』に続いて近藤氏の作品を読んだ。『岩窟姫』と言う作品だ。相変わらずタイトルが強烈だ。なぜ『岩窟姫』？、どこが少女たちの孤独な冒険なのだろうか？と思いながらも、あっという間に読んでしまった。そしてこの作品も『砂漠の悪魔』同様に何も残らなかった。

それでもあっと言う間に読めるのは面白かったという事なのだろう。

	書 籍：岩窟姫（がんくつひめ） 著 者：近藤史恵（こんどうふみえ） 発行日：2015年4月30日初版 発行者：平野健一 発行所：株式会社徳間書店 定 価：本体1600円（税別）
私は無実。 友人の自殺によって、”いじめ”の濡れ衣をきせられた蓮美。汚名をそぞぐために、彼女の死の真相を追う。 少女たちの孤独な冒険がいま、 幕を開けるーー。 疾走感×ミステリー	人気アイドル、謎の自殺ーー。 彼女の死を悼む暇もなく、蓮美は激動の渦に巻き込まれる。蓮美からのいじめに悩む様子がブログに残されていたのだ。まったく身に覚えがなかったが、マネージャーにもファンにも信じてもらえず……。すべてを失った蓮美は、己の無実を証明しようと立ち上がる。 「サクリファイス」シリーズの著者が描き出す、がーリー冒険譚！ 私を殺したのは、誰